そこで、『ゴミ箱行きにならない小学生の自由研究:作って飾れるインテリア工作』の著者で、ものづくりユニット「二子創作局 so-chi」の山下裕美子さんが、とっても可愛い“石膏チョーク”の作り方を教えてくださいました
「この石膏チョークは、型から自分で作っていくので、何の型を作ろうかと選ぶのも楽しいんです。なかには自分の指の型をとって作る子もいます。石膏作りの工程では石膏や水の正確な量をはかり化学反応させるなど、学べる要素も盛りだくさんです。さらに、チョークとしても使えますし、飾っても可愛いので、ぜひ、作ってみてください!」(山下さん 以下同)
では、さっそく作ってみましょう!
●身近なモノを型どりして、石膏チョークを作ろう!!
【使う材料と道具】
・焼き石膏
・プラスチックねんど(100円ショップなどで購入できます。「おゆまる」などがおすすめ)
・水彩絵の具
・計量スプーン
・紙コップ、混ぜる用の割りばし(色の数)
・量り(クッキングスケール)
・白チョークとおろしがね
・型をとりたい雑貨小物など(※パーツが分かれているモノなど、型どりに適さないモノもあります)
【作り方】
1.プラスチック粘土をお湯でやわらかく溶かし、作りたい物の型をとる。
2.水と焼き石膏を計量します。焼き石膏の袋に書かれている割合を守りましょう!(焼き石膏約10gで1本分のチョークができる)
「市販のチョークに比べるとか硬くて書きにくいことがありますので、チョークとして活用したい場合は、焼き石膏に市販のチョークをすりおろした粉を4分の1~5分の1ほど混ぜてください」
3.焼き石膏の量に合わせて色水をつくり、色水に焼き石膏を混ぜます。(※混ぜるときにはマスクをつけましょう!)
「混ぜるときはダマにならないようにしますが、わりと早くに固まりはじめるので注意してください。また、使う絵具の色や量によって固まり具合が違ったりするので、それも勉強になるので、実験気分を楽しみながらいろんな配合を試してチャレンジしてください」
4.作った型や家にある市販のシリコン型などに焼き石膏を流しこみます。
5.乾燥したら型からはずし完成!
興味のある身近なモノの型をどんどんとって、研究結果をレポートにまとめてみると、さらにおもしろい自由研究になりそうですね!
(構成・文/横田裕美子)