自由研究で作ろう! 話題のモビール“ヒンメリ”

第1回 インテリアになる子どもの自由研究
今、話題のインテリア“ヒンメリ”をご存じですか? ヒンメリは、北欧フィンランドの伝統的な装飾品で、本来は藁に糸を通して多面体を構成し、それをつなぎ合わせて吊るして飾ります。実は、それを家にあるカラーストローで手軽に可愛く作れるそうなんです。

『ゴミ箱行きにならない小学生の自由研究:作って飾れるインテリア工作』の著者で、ものづくりユニット「二子創作局 so-chi」の森谷仁子さんに、ストローで作るヒンメリの基本形を教えていただきました。

ヒンメリ

「最初はちょっと難しいと思ってしまうかもしれませんが、多面体の勉強にもなりますし、この基本形がひとつ作れるようになれば、あとはストローの色や長さを変えたり、吊るし方の組み合わせをいろいろ工夫するなどして無限に楽しめるので、ぜひトライしてみてください。小学校高学年の自由研究などにはおすすめです」(森谷さん 以下同)

では、さっそく作ってみましょう!

【材料と道具】
・ストロー 12本(小サイズを作る場合:各5cm、中サイズを作る場合
:各7.5cm、大サイズを作る場合:各15cm)
・はさみ
・伸縮性のある手芸糸(「オペロン」などがおすすめ)
(糸の長さは、小:約50cm 中:約75cm 大:約150cm)
・飾る際に吊るす用の糸
・ヘアピン 2本(※波うってるタイプは糸が抜けやすく適さないので注意!)

【作り方】
1)糸(伸縮性のある)の端をピンの真ん中辺りにはさみぐるぐると5~6回巻き、巻き終わりをまたピンにはさんでしっかり固定する。
2)逆側も同じようにする。
3)12本のストローを糸にすべて通す。
4)ストローをすべて通したら、ストローが抜けないようにピンをストッパーにし、図4のように置く
「ストローを通していくときに、通しづらくなってきたら竹ぐしなどで押し込んでください」

ヒンメリ 工程①~④

5)上側のピンから右に数えて4番目の青丸印のストローを底辺にした三角形になるように置く。

ヒンメリ工程⑤

⑥手前側にきたピンを三角形の底辺のストローの下から通し、図7のような三角形を作る。

ヒンメリ工程⑥

7)~8) 図7の青丸の三角形と同じように、次はオレンジ丸印のストローを底辺とした三角形を作る。さらにその隣にも三角形をもうひとつ作り、図9のように三角形を3つ作る。


ヒンメリ 工程⑦~⑧

9)黄緑印の辺で正方形を作っていき、図10のように置く。

ヒンメリ 工程⑨

ヒンメリ 工程⑩

11) 図10の紫丸印の辺を図11のように隣の三角形の頂点に絡めてつなぐ。
12) ピンの部分の糸を固結びしてしっかり固定できたら、糸からピンをはずす。
13) 黄色星の頂点を併せてピンを抜いたあとの糸で結びつける。
14) 今度は逆さにして、同じようにオレンジ星印の頂点も併せ、用意しておいた吊り下げ用の糸を利用して結びつける。

ヒンメリ 工程⑪~⑭

出来上がり!!
「エアープランツなどを飾るととても可愛いですよ!」

ヒンメリ 完成図

今流行りのインテリア“ヒンメリ”を家にあるストローで作れちゃうこちらの作品。ぜひ、上級者のオシャレを親子で楽しんでみてください!
(構成・文/横田裕美子)


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お話をうかがった人

森谷仁子 山下裕美子 山崎由樹子
森谷仁子 山下裕美子 山崎由樹子
ものづくりユニット「二子創作局 so-chi」
子育てを通じて知り合った、女性3人のもの づくりユニット。それぞれのスキルを活かしなが ら、「お母さんが参加したい」「家族のために作 ってきてほしい」と思えるレシピやワークショップ を企画。大好きな人や環境のためにするものづ くりの楽しさを伝える装置を目指して活動中。
子育てを通じて知り合った、女性3人のもの づくりユニット。それぞれのスキルを活かしなが ら、「お母さんが参加したい」「家族のために作 ってきてほしい」と思えるレシピやワークショップ を企画。大好きな人や環境のためにするものづ くりの楽しさを伝える装置を目指して活動中。