自由研究にもぴったりなイベント4選

第4回 夏休みで差をつける! 1カ月の有意義な過ごし方
夏休みの宿題の目玉といったら、自由研究。時間も手間もかかるため、夏休み終盤に差し掛かっても、まだ手つかずなんて事態に陥りがちです。そこで活用したいのが、小学生低学年でも参加できる各種イベント。子どもの知性や感性を伸ばし、自由研究の題材としてもうってつけ。そんな、一石二鳥のイベントをピックアップしました。

●企画展「ポケモン研究所~キミにもできる!新たな発見~」

1996年にゲームソフトが発売されて以来、子どもから大人まで世代を超えて多くの人々の心を掴んではなさないポケットモンスター(ポケモン)。本展はポケモンの世界観を舞台に、科学研究のプロセスを体験できる科学アトラクション展です。モンスターボールの中のポケモンを様々な観察マシンで分析し、つきとめるアトラクションや、ポケモンの多様性を深く知ることができるコレクションルームなど、科学研究の楽しさを体験できるアトラクションが盛りだくさん!
開催期間:2015年7月8 日(水)~10 月12 日(月・祝)
開催会場:日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6)

●『科学捜査展 ♯SEASON2 -科学捜査展、再び』

2011年に開催され人気を博した『科学捜査展』が切り口を変え、SEASON2として再登場。科学捜査のうち、7種類9項目についての鑑定方法を紹介。足跡鑑定や毛髪鑑定など、高度な技術が小学生にも分かりやすく解説されていて、知られざる科学捜査の舞台裏に迫ることができます。小学校3年生以下は保護者同伴で、架空の事件をもとにした捜査体験シミュレーションへの参加も可能です。
開催期間:2015年7月 31日(金)~8 月30 日(日)
開催会場:科学技術館(東京都千代田区北の丸公園2-1)

●『夏休み新聞へんしゅう室:記者になってオリジナル新聞をつくろう』

江戸時代の水道の仕組みや近代水道の創設、そして東京都水道局の取り組みなど、水道の歴史をたどることができる東京都水道歴史館のイベント。新聞の台紙や取材メモ、資料などがセットになった取材キットを持って、展示物や子ども向けの解説、新聞づくりのヒントをもとに水道についての新聞を作成できます。配布された記者章を胸につければ、気分は本物の新聞記者!
開催期間:2015年7月18日(土)~8月31日(月)※8月24日(月)は休館
開催場所:東京都水道歴史館(東京都文京区本郷2-7-1)

●『夜の生きものツアー』

千葉県の南端に位置する大房岬は森と海を一緒に楽しむことができるスポット。その大房岬にある自然公園で行われる観察会『夜の生きものツアー』では、園内のあちこちに見られる痕跡をたどりながらアナグマの生活を暗視スコープやセンサーカメラを使って観察する『アナグマ&昆虫編』、大房岬に多く生息するアカテガニを観察しに池や滝周辺を散策する『アカテガニ&昆虫編』など、19:00~20:30の夜間に生きものを観察するツアーを実施。運がよければアナグマに遭遇したり、アカテガニの大行進を見ることができるかも。親切なスタッフが宿題のアドバイスもしてくれるそう。
開催期間:アナグマ&昆虫編2015年 8月21日 (金)、アカテガニ&昆虫編2015年8月29日 (土)・8月30日 (日)
開催場所:千葉県立大房岬自然公園(千葉県南房総市富浦町多田良1212-29)

昆虫採集

どれも子どもの好奇心を刺激してくれそうなイベントばかり。期間限定なので、気になるものがあれば迷わず参加してみましょう!
(構成・文:末吉陽子/やじろべえ)