●汗と乾燥からくる皮脂がドロドロの原因
日中に外出すると暑さで汗をかき、室内にいるとエアコンによって肌が乾燥し、肌の水分を守るために普段よりも多くの皮脂が出てくる。このふたつが組み合わさって夏の化粧崩れが起こるようだ。クレンジングオイルでメイクを落とすように、皮脂がメイクと混ざりドロドロになり、汗がメイクを流して崩れてしまう。だからといって、汗や皮脂が出てこないようにコントロールすることは難しい。化粧崩れを軽減させるには、メイク前のひと手間が重要だ。
●夏だからこそ保湿はしっかりと行い皮脂を防ぐ
冬になると、空気が乾燥して保湿を念入りにする人も多いだろう。しかし前述の通り、夏場のエアコンでも肌は乾燥し、化粧崩れの原因になる。ゆえに夏でも保湿を怠らずに、乳液でしっかりと保湿することが大切だ。ただし、過剰に乳液をつけてしまっては逆効果。適量を肌になじませたら、ティッシュオフを忘れずに。
また、乳液をつけた後は、すぐに化粧下地を塗らず、10分くらい時間を置いて乳液を肌になじませることで、崩れにくいメイクができるそう。とはいえ、暑さで肌に汗がついていては効果が半減。メイク前には、冷たいタオルや保冷剤などで顔を冷やすこと。さらに、ファンデーションを塗った後にも、冷たい化粧水でパックをするのも崩れ防止になるようだ。
化粧品のなかには、皮脂くずれ防止用のものもあるので、化粧崩れしにくいアイテムを探してみるのもいいだろう。しかし、どんな化粧品を使ったとしても“厚塗り”は化粧崩れの原因になるので要注意。
少しの手間をかけるだけで、崩れにくいしっかりとしたメイクに仕上がる。どれもすぐに取り入れることができるから、化粧崩れが気になる人は試してみてはいかが?
(文・奈古善晴/考務店)
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