●早寝、早起きに戻す方法とは
夜ふかしと寝坊を改善するためには、いくつかの方法を組み合わせると効果的。まずは早起きをさせること。最初はツライかもしれませんが、早寝よりは早起きのほうが取り組みやすいでしょう。起床後、1時間以内に朝食を摂り、午前中のうちに太陽光を30分以上浴びると◎。午前中に太陽光を浴びることで、神経伝達物質のセロトニンが分泌され、夜暗くなるとセロトニンが眠気を促すメラトニンに変化する仕組み。また、日中に活発に遊ぶと、疲労回復のために深い眠りにつけるでしょう。
●就寝時間を決めて逆算する
寝る直前に夕食や入浴をすると、快適な睡眠にはなりません。就寝時間の3時間前までに夕食をすませ、1時間前までには入浴をすると良いと言われています。例えば、就寝時間が午後9時なら、夕食は午後6時までに、入浴は午後8時までにすませるようにすると良い睡眠がとれるようです。ちなみに、入浴の際は熱々のお風呂に入るのではなく、今の時期なら38~40度程度のお風呂に15分ほど入ると寝つきが良くなり、質の良い睡眠に。
●就寝前のゲームやテレビはNG
ゲームをすると、脳が活発になり眠気が減少してしまいます。また、テレビやパソコン、スマートフォンなどの液晶画面から放出されるブルーライトも睡眠の妨げになるため、ゲームやテレビなどは就寝の2時間前くらいまでにはやめるようにしましょう。
今回紹介した方法は、子どもだけではなく、大人にも効果的な方法です。子どもの生活リズムを正すのと一緒に、自分の生活リズムを見直すのも良いのではないでしょうか。
(文・奈古善晴/考務店)
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