●牛乳はご飯に合う? 合わない?
「給食といえば牛乳」が当たり前だった世代からすると、なんとなく違和感を覚えてしまうが、そもそも事の発端は保護者から寄せられた「ごはん(米飯)に牛乳は合わない」との声。平成20年より完全米飯給食を実施している同市では、「こうした意見が少なからずあった」ことから今回の決定に踏み切った。
しかし、本当にご飯に牛乳は合わないのだろうか? Twitterの反応を見る限りでは
「パンならともかくご飯に牛乳は合わないよ… 好奇心でご飯に牛乳ぶっかけて牛乳ごはんとかいう兵器を作り出してしまう悲しき子供を作り出さないためにも給食には牛乳はやめた方がいいと思ってた」
「ご飯に牛乳が合わないという理由で給食の牛乳が廃止される地域があるってニュースでやっていたんだけど、やっと気づいたかって感じですね。おれは9年間ずっと思っていた。人生の半分、その悩みに費やしていた」
と、確かに「合わない」とする意見が多数。しかし一方で、少数派ながら次のような主張も見られた。
「牛乳ライス好きでした」
「ご飯に牛乳かけて、デザートにしてる国もあるんですよ!」
「幼稚園の時からご飯と牛乳だったから今でも染み付いてるので、基本家で晩ご飯食べる時は毎日牛乳ですがなにか」
●「給食の牛乳」は約70年前からスタート
そもそも給食に牛乳が出るようになったのはいつからなのか? 一般社団法人「日本乳牛協会」のウェブサイトによれば、「昭和21年に脱脂粉乳をお湯で溶いたミルク給食が始まり、昭和33年には、国産牛乳を飲むようになりました」とのこと。学校給食はもともと、厳しい食糧事情のなか子どもに十分な栄養を摂らせることを目的にスタートしたもので、牛乳はその要だったと考えられる。だが、当時と違って今は牛乳の栄養価を代替できる様々な食品も充実している。現に三条市でも、カルシウムを多く含む食品を摂り入れる工夫で、栄養の偏りをなくす方針だ。
三条市だけでなく、静岡県の一部の小中学校でも「牛乳と一緒に県産のお茶を提供」しているケースもある。長く続いた慣習を変える際には異論がつきものだが、時代に合わせ、適宜見直しを図るのは悪いことではないだろう。
いよいよ始まる「牛乳なし給食」。後に続く自治体は現れるのだろうか?
(文・前田智行)

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