食べていたのに急に食べなくなったのはなぜ?
離乳食は戻っても大丈夫?
離乳食の段階が急に上がりませんでしたか?それが原因かもしれないと思ったら、前段階に戻ってもいいですよ。
私もそうですが、親って子どもにはどんどん前に進んでほしいという気持ちがあります。でも、離乳食は行きつ戻りつしながら進んで大丈夫です。私の保育所の保護者さんからの相談にもあるのですが、離乳食完了期の赤ちゃんがあまりにも食べないときは、「一食でいいから裏ごしにしてみて」とアドバイスをします。裏ごしがきっかけで、その赤ちゃんは食べる子に変身したことも。
離乳食メニューが食べにくい?
たとえば、離乳食初期から中期に上がったら、食べ物の形状が裏ごしからみじん切りになります。急にみじん切りに変えるとその大きさと舌ざわりに戸惑う赤ちゃんもいます。まずは食べやすい食材から大きさを変えてみましょう。また、移行期に裏ごしとみじん切りを合わせたものを挟むだけで、スムーズに移行することもありますよ。
赤ちゃんの発達に合わせて大丈夫?
離乳食を含めた育児は、教科書通りには進みません。赤ちゃんの発達は一人ひとりそれぞれです。生後9カ月から離乳食後期になると書いてあっても、生後9カ月になったとたんに移行しなくても大丈夫ですよ。赤ちゃんの様子を見ながら進めていきましょう。
赤ちゃんが食べるためにママができること
離乳食の進み方を確認
あなたの赤ちゃんの離乳食の進み方のペースを確認しましょう。たとえば本に載っているペースより、1カ月ゆっくりだったとしても大丈夫です。
離乳食メニューを工夫
だしで煮てみる、食べにくそうだったらとろみをつけてみる、それだけでも食べてくれることがあります。以前、軟飯を食べてくれない離乳食完了期の赤ちゃんのママに、3倍がゆをフライパンで両面焼く「ソフトせんべい」を紹介したら、パクパク食べ始めて、せんべいがきっかけで軟飯も食べるようになったことがあります。ほんの少しの工夫で、食べるきっかけをつかめることがあります。
生活習慣の確認
睡眠・運動・食事。この3つは生活習慣で切っても切れない関係です。たとえば、よく眠れていなければ食欲がなくなりますし、活動する意欲もわきません。これは赤ちゃんも大人も同じです。赤ちゃんの1日の生活習慣がどうなっているかを確認してみてください。
離乳食は行きつ戻りつで大丈夫です。戻ることが近道になることもあります。あなたの赤ちゃんのペースに合わせながら進んでくださいね。
ベビーカレンダーは、妊娠や育児のお悩みを抱えたママさんの強い味方でありたいと思っています。自分だけではどうしても解決できなかったとき、不安で仕方がないときは本物の助産師や管理栄養士がリアルタイムでお悩みや質問にお答えする『助産師に相談』『管理栄養士に相談』の掲示板をぜひご活用ください!
※参考: ニュース(食・レシピ)「離乳食は進むだけじゃなく戻ってもOK!赤ちゃんのペースに合わせよう」【著者:離乳食インストラクター協会代表理事 中田馨】
配信: ベビーカレンダー(レシピ)
関連記事: