「仕送りごはん」て知ってる?離れて暮らす家族に届ける愛情たっぷりの作りおき

「仕送りごはん」て知ってる?離れて暮らす家族に届ける愛情たっぷりの作りおき

Instagramフォロワー数10万人、3人のお子さまに仕送り実家便としておいしいごはんを送る投稿が人気の母熊(@rosso___)さんが、初の料理本『離れて暮らす大切な家族に届ける作りおき実家便!仕送りごはん』を発売しました。ひとり暮らしをはじめたわが子へ、出産したばかりの娘へ、単身赴任中の旦那さんへ。離れて暮らす家族に実家の味を冷凍して送り、届いたら料理をチンしてもうらうだけ!思ったように行き来ができない今だからこそ、想いをおいしい料理にのせて届けたい…それが母熊さん考案の「仕送りごはん」なんです。

「仕送りごはん」は基本、冷凍して送るのがおすすめ!日々のおかずの中から1~2食分を取り分けジップロックなどの保存袋や保存容器に入れて送ります。肉、魚、野菜などのおかずはもちろん、冷凍なので汁物もこぼれる心配なく送ることができます。容器に付箋などでメニュー名と解凍方法・時間を添えておくと親切です。手作りのおかずとあわせて、パンや納豆など市販品を送るのもOKです!今回は本書の中から仕送りごはんを作る時のポイントとイチオシおかず3品をご紹介します。


■「仕送りごはん」を作るときのポイント

1)いつもの食事のついでに作る!

たくさんのおかずを一度に作って送るのは大変。おすすめなのが日々のおかずを少し多めに作り1~2食分だけ取り分けて冷凍しておく方法です。もちろん作りおき派の方はまとめて作っても◎

2)調味料の入れすぎに注意!

作ってから時間を置いて食べる仕送りごはんは、保存している間に味が染み込んでいきます。特に煮物などは、多少味が薄いくらいでも食べるときにはちょうどよくなります。

3)不要な汁気は飛ばしておく!

炒め物や和え物などは野菜から出た余分な水分が残っていると傷みの原因になることも。スープや煮物以外は加熱の過程でしっかり汁気を飛ばしたり、しっかり水気を切ってから保存すると安心です。

4)調理後はしっかり冷ます!

出来上がったおかずを冷凍するときは、しっかり冷ましてから冷凍庫へ。温かいままのおかずを冷凍庫に入れてしまうと、水滴が出たり冷凍庫内の温度が上がって食材が傷む原因に。

■大根と豚バラの甘辛煮


保存:冷凍2週間 / 温め方:お皿に移してレンチン(600W)5分

材料(2人分)

大根…300g
豚バラ肉(薄切り)…100g
しめじ…1/4パック
ゆでいんげん…適量
しょうが…1片
だし汁…300ml
A 酒…大さじ1
A みりん…大さじ1
A 砂糖…大さじ2
しょうゆ…大さじ2


作り方

1、大根は食べやすい大きさに切る。鍋にたっぷりの水と大根を入れ火にかける。沸騰したら弱火にして15分ほど下ゆでする。
2、豚肉は3㎝幅に切り、しめじは石づきを切り、ほぐしておく。しょうがは薄切りにする。
3、鍋にだし汁を沸騰させ、1と2、Aを加える。再び沸騰したらアクを取りながら5分ほど煮る。しょうゆを加えてさらに15分煮て火を止め、冷ましながら味を染み込ませる。
4、ゆでいんげんを添える。


※密閉保存容器に入れて汁ごと保存・冷凍することで豚肉のうまみと味がじんわり染みていきます

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