●まずは「NG運動会ファッション」をチェック
基本的に運動会はカジュアルスタイルが圧倒的多数。稀に、ここぞとばかりに甘めのワンピースやブランドもので着飾るママもいますが、場違いなファッションはかえって周囲に悪印象を与えてしまうことをまずは心得ておきましょう。
ふだんはフェミニンな服装が多い人も、運動会に合わせてカジュアルかつスポーティーな姿を見せることで、子どもにも「いつもと違う、カッコいいママ」を印象付けられるはずです。
具体的なNGファッションとしては、身体のラインが協調されるスキニーパンツやタイトスカート。胸元の空いたインナーなど、露出の多いトップスも避けた方がいいでしょう。競技に参加する・しないに限らず、運動会では子どもの競技を見るために立ったりしゃがんだり、待ち時間に長時間座っていることが多いもの。そんな時に、露出の多い服装はイヤでも目につきます。
他の保護者の目もありますし、子どもが多くいる場所であまり過度に女性らしさを強調するファッションは避けたほうが無難でしょう。また、競技に参加する場合はヒールやサンダルが厳禁なのは言うにおよばず、怪我をしないようネックレスなどの装飾品も控えめにした方がよさそうです。
●シンプルコーデのなかにもワンポイントのオシャレを
となると、残っているのはTシャツとデニムなどのかっちりしたパンツくらいしかなさそうですが、そうした一見凡庸なスタイルでも工夫次第でオシャレを楽しむことはできます。
たとえば、青空に映えるシンプルな白Tシャツに、チェック柄のシャツや秋色のブラウスを一枚羽織るだけで差し色になり、爽やかかつ華やかなイメージに。腰巻きすればアクティブな雰囲気にもなります。
また、しゃがんでも背中が見えないロング丈のスウェットに動きやすいガウチョパンツと、かわいいスニーカーを合わせるのもおすすめ。スカートっぽく見えるヒラヒラのガウチョパンツや、花柄のスニーカーなどをチョイスすればスポーティーに寄り過ぎず、ほんのり甘めの印象を出すことができます。上半身はあくまでシンプルに、下半身のみカラーパンツなどで存在感を演出するのもアリでしょう。
また、帽子もぜひ用意したいところ。まだまだ油断できない紫外線対策に加え、競技中に邪魔な髪の毛をまとめる一石二鳥のマストアイテムです。シンプルなファッションをやわらかな雰囲気でまとめるニット帽がおすすめです。
これらのアイテムは、ユニクロやGUなどのファストファッションなら一式5000円前後で揃えることができます。ワンポイントアイテムを上手に取り入れて、初めての運動会を存分に楽しみましょう。
(文・前田智行)