食材を混ぜるときの注意点
ママからよく言われるのが「何も混ぜないおかゆを食べてくれないんです」という相談。急におかゆを食べなくなった赤ちゃんに、他の食材を混ぜたら食べてくれるようになった。でも、食べさせているうちに「このまま何も混ぜない白いおかゆを食べてくれなくなってしまうのではないか?」と不安に感じたそうです。
これはおかゆに限らず他の食材でもよくある話なのですが、大切にしてほしいポイントは、2つあります。
●混ぜたものばかりを食卓に出さない
●1種類で食べるチャレンジをする
まずは白いおかゆを食卓に出し、ひとさじでもチャレンジしたらひとまずOK。赤ちゃんが嫌がったら、別の食材と混ぜてもいいです。無理強いして食べさるのではなく、徐々に白いおかゆを食べる回数や量を増やしてみましょう。食べてくれないときの方法として、大人が同じものを同じ食器でおいしそうに食べていると、赤ちゃんも興味を持ってくれますよ。
離乳食期は、味覚の土台をつくる時期です。赤ちゃんの月齢に合わせて、様々な食材を取り入れ、様々な組み合わせや調理方法で、赤ちゃんの食体験を広げてあげてください。
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
配信: ベビーカレンダー(レシピ)