●枕元にタマネギをおくだけで咳が和らぐ?
タマネギには、グルコキニンと硫化アリルという成分が含まれおり、これらが風邪に効くそう。咳がつらくて眠れないときは、枕元に半分に切ったタマネギを置いておくと、グルコキニンが神経を鎮めて安眠効果に。また、硫化アリルには、咳を鎮静化する効果が期待できます。ただし、タマネギの独特な刺激臭も発生するため、あまり大量に枕元に置いてしまうと、ニオイがきつくなり眠れなくなる可能性もあるので注意が必要です。
●マシュマロを食べて喉の痛みを和らげる
風邪の症状でつらいのが喉の痛み。実は、スーパーやコンビニなどで売っているマシュマロが効くのだとか。元々は、薬用で喉や胃腸の炎症を抑えるために食用されていたと言われています。ごくごく普通のマシュマロを食べるだけでOK。原料のゼラチンが喉の炎症を覆って、痛みを緩和するそうです。
●薬より効くと言われているパイナップル
パイナップルに含まれるプロメラインには、抗炎症やバクテリアを消滅させる効果があり、風邪以外にもケガなどの炎症を抑えるのにも効くそう。他にも、喉を潤して痰を減らすこともできるのだとか。ただし、缶詰や濃縮還元ジュースでは効果はあまりないかもしれません。できるだけ生のパイナップルや100%ストレートジュースを探して摂取するのがいいでしょう。
●最強の殺菌作用を持つハチミツ
傷口の消毒などにも使われることがあるハチミツは、抜群の殺菌力を持っていて、咳止めなどに有効です。ティースプーン1杯のハチミツを舐めるだけで、咳を和らげることもできますが、もっと効果を上げるにはハチミツ大根がオススメ。大根をサイコロ状や薄切りにして、ハチミツに浸すだけで作れるのですが、ハチミツの殺菌作用と、大根の消炎効果がダブルで風邪に効くそう。
少しでも風邪の初期症状を感じたら、前述のような方法を試してみると、悪化する前に完治できるかもしれません。
(文・奈古善晴/考務店)