夫婦が別々の部屋で寝ることに対して、「同じ部屋で寝ないと夫婦仲が悪くなる」「別室で寝るのは離婚の前触れ」など、あまり良いイメージを持っていない人も少なくないのではないでしょうか? 寝室を別室にしてしまうと、本当に夫婦仲は悪くなってしまうのか、ネット上の声を調べてみました。
●別室派「快適に眠れて喧嘩も減り、良い関係を築けている」
そもそも、どのタイミングで別室となってしまうのか。もっとも目立っていたのは出産後。赤ちゃんの夜泣きで、夫に迷惑をかけないために別室にするというもの。他には、結婚後、数年間は同じ寝室で寝ていたが、夫のイビキや歯ぎしりにガマンできなくなった、エアコンの温度差、テレビなどの明るさや音に関する不一致が原因で別室になるケースも。また、これは少数派のように思えるが、新婚当時から別室を選ぶ夫婦も見受けられました。
さて、本題の夫婦仲に関してはどうなのか。別室派の多くは、お互いが好きなように、読書をしたり、テレビを見たりしながら眠れることで快適に過ごせているそう。就寝時の相手に対する不満が軽減されて、喧嘩も少なくなって夫婦仲は円満なのだとか。

●同室で寝ることで幸福感が生まれる
別室で寝ることが快適とはいえ、同室で一緒に寝ることにはさまざまなメリットがあると言われています。同じベッドで寝ることで、安心感が得られると同時に不安感が減少し、穏やかな気持ちになれるそう。また、パートナーの体調の異変にも気づきやすくなるので、万が一なにかが起きた際にも、一緒に寝ていたほうがすぐに対応できるのだとか。ネット上には、夜の営みはなくても、パートナーの手をにぎって眠れたり、寝顔を見れたりするだけで幸せと感じている人もいました。なかには、「夫が出張でいなくなると、イビキが聞けなくて眠れなくなる」という妻も。
寝室で悩む夫婦のなかには、平日は別室で週末のみ同室にするという人たちもいるそうです。別室・同室、どちらもメリットがあるので、簡単には決められることではなさそうですが、現在寝室について悩みがある人は、パートナーとじっくり相談するといいかもしれないですね。
(文・奈古善晴/考務店)