家庭の味として受け止めるしかない
その答えを聞いた私はビックリしましたが、今まで味付けに対して敏感になりすぎていたかもしれないと気付きました。考えてみれば、夫は義母の料理を家庭の味として育ってきたのです。私も義母の考えを受け止め、味付けについて気にしすぎるのはほどほどにしようと思いました。
とはいえ、離乳食の時期には素材の味を知ることや、薄めの味付けを食べることが大切です。将来の生活習慣病予防にもなるとも言われています。息子にはまだ薄味を食べさせたいと思っていたので、その後も自分が調理するときには気を付けていました。
そして、毎週遊びに行っていた義母の家には、なるべく食事を済ませてから行くように。月に1度ほど夫の都合でお昼の時間帯に訪問するときだけ、義母の料理を食べさせることにしました。
わが家の「家庭の味」は薄味に
義母の意見を聞いてから、そういう考えもあるんだなと思いつつも自分で作る離乳食は薄味のままで作り続けていた私。ふと、そもそも「家庭の味」が、だしのきいたやさしい薄味であればいいのではと思いました。それ以来、私の作る家庭料理はだしを大切にしています。そうすれば自然と味付けの調味料が少なくても、しっかりとうまみを感じることができます。
現在2歳半になった息子ですが、家族と同じ料理を食べています。といってもわが家は薄めの味付け。たまに行く外食は濃い味なので、薄めの味付けを嫌がるようにならないか心配ですが、今のところおいしそうに食べてくれています。だしにこだわっているからかなと思います。
結果的には、遅かれ早かれ大人と同じ料理を食べるようになる、というのは義母の言ったとおりでした。しかし、離乳食は塩分控えめが基本なので、私は薄めの味付けを続けました。肉じゃが事件を通して、家庭料理の味付けについて改めて考えるいいきっかけになってよかったです。
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監修/助産師REIKO
作画/うちここ
著者:森下ミメカ
2歳男児と0歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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