牡蠣の旬はいつ?種類による違いとおすすめの食べ方を管理栄養士が解説!

牡蠣の旬はいつ?種類による違いとおすすめの食べ方を管理栄養士が解説!

牡蠣の主な産地と特徴

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牡蠣は日本のどこで生産されているのでしょうか。現在メインで流通している真牡蠣を中心に、生産地と特徴を紹介します。

広島

広島といえば牡蠣の生産が日本で1番多い県です。
特徴は、殻が小ぶりなものの身が大きくプリプリとして、濃厚な味わいを楽しめる点です。
旬は10月〜5月頃になります。

参考:かきめし…広島県:農林水産省

宮城

続いて全国第2位の水揚げ量を誇るのが宮城県です。
三陸エリアの漁場は開けた作りになっているので、海水が滞留せずに絶えず流れを生み出している清潔なエリアです。そのため生牡蠣の生産地として絶好の場所になっています。
宮城県は漁獲量でこそ全国2位ですが、生食用の牡蠣だけでいえば全国1位。
旬は広島の牡蠣とほぼ同様で、11月〜4月頃になります。

参考:カキ(牡蠣)の産地と生産量を教えてください。:農林水産省

北海道

自然豊かな北海道は道内で牡蠣の三大名産地があります。
それは、
・太平洋に面している道東エリアの厚岸(あっけし)
・オホーツク海に面したサロマ湖
・津月海峡の海流がある知内(しりうち)

です。
サロマ湖と知内で獲れる牡蠣の旬は11月〜3月ですが、厚岸は珍しく1年を通して食べることができます。
その理由は牡蠣は低温だと成長が遅くなる性質があるため、水温の低い厚岸でのみ養殖時期を調整して年中養殖できるようにしているからです。
味の違いは厚岸の牡蠣はコクがあり、サロマ湖の牡蠣は少し甘味が、知内の牡蠣はクリーミーなのが特徴です。

参考:殻付き牡蠣の産地案内|株式会社日本かきセンター/特産品 カキとニラ|北海道知内町

牡蠣に含まれる栄養素

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牡蠣は「海のミルク」と呼ばれており、栄養価の高い食品のひとつです。
奥に多く含まれているのが亜鉛。亜鉛はたんぱく質の再合成やDNAの合成に必要な栄養素で、不足すると、味覚障害等の症状が出ることがあります。また、牡蠣に含まれる糖質は効率よくエネルギーに変わり、肝機能をサポートするため疲労回復にも期待できます。
鉄も含んでいるので、貧血予防にもおすすめですよ。

参考:日本食品標準成分表2020年版(八訂)/魚介類/<貝類>/かき/養殖/生

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