●ママ・パパの服装は子どもよりも控えめに
子どもは着物や髪飾り、洋装でハットをかぶるなど、ばっちり着着飾りますが、一緒にママ・パパも…というわけにはいきません。七五三の主役は子ども。親の服装は、子どもを引き立てるような恰好がふさわしいでしょう。
ママの場合は、淡い色合いのスーツやワンピース、もしくはダーク系のスーツならネックレスやコサージュで少しだけ華やかにします。ただし、コサージュに関しては賛否両論あるので、派手すぎるものは控えたほうがいいかもしれません。また、パンツスーツよりはスカートのほうが一般的と言われています。パパの場合は、ダーク系のスーツに少しだけ明るめのネクタイでOK。注意事項としては、ママが和装でパパが洋装のような恰好が異なってしまうのはNG。親は服装を揃えつつ、子どもより控えめに、と覚えておくといいでしょう。
●初穂料は5000円からが一般的
神社で祈祷やお祓いなどの謝礼として渡す初穂料。金額相場は5000~1万円ほどと言われています。神社によっては、「●●円~」とあらかじめ金額が決まっていることもあるので、金額がわからない場合は、神社に直接問い合わせをすると、金額を教えてもらえる場合もあるそうです。
●当日は時間に余裕を持たせたスケジュールに
見落としがちなポイントとして挙げられるのが、当日のスケジュール管理。神社でお祓いをしてもらったあとに、ホテルやレストランに移動して食事をする。七五三の時期は忙しく、予定通りにお祓いなどが終わらない可能性が考えられます。写真撮影や食事など、当日のスケジュールは詰めすぎずに、時間に余裕を持たせておくと安心です。
●もしも両親からお祝いをもらったら
ご家庭によっては、両親から七五三のお祝いをもらうこともあるでしょう。「お返しをどうしよう?」と悩むかもしれませんが、両親からのお祝いの場合は、当日に一緒に食事をしたり、記念撮影の写真をプレゼントしたりする程度でいいのだとか。
子どもの成長をお祝いする以外にも、小さかったころの思い出を記録するために、七五三を楽しくお祝いできるといいかもしれないですね。
(文・奈古善晴/考務店)