●ママチャリダイエットはサドルとハンドルのポジションを変えるだけ
「まず、道具を揃えたり買う必要がなくて、誰にでも、今すぐトライできるのが、この“ママチャリダイエット”なんです。私が自転車に乗るようになって気が付いたのは、車に乗っていたら見過ごしがちな、身近な景色や四季の移り変わり。自転車に乗っていると、四季を風や匂い、肌や視覚で感じられるんですよね。こんなところにこんな色鮮やかな紅葉があったんだ…とか、川の緑の色濃い景色とか、わざわざ遠くにドライブに出かけなくても、意外と身近に、こんなに素敵な四季を感じられる景色があったということに気付けたことが、何より大きかったですね」(道端カレン氏 以下同)
そこで考案したのが、今回の“ママチャリダイエット”だが、実はこのダイエット、自分の自転車のハンドルとサドルの位置を変えるだけで、誰でも今すぐ始めることができる。
「自転車を使う時間が勝手にダイエットになるので、特別無理をする必要もないんですね。自転車に乗って気分が良ければ、10km、20kmと距離を伸ばせばいいし、普段の通勤やお買い物に行く時間だけでも十分効果は期待できます。だから、今まで何をやっても続かない…そんなママたちには本当におすすめなんですよ。皆さん、自転車=足が太くなるという固定観念があるようですが、実はこれ、自転車のポジションの問題なんです。ハンドルとサドルのポジションを変えて、前傾の姿勢で乗るだけで、体幹やお尻の筋肉を使うことになるので、太ももやふくらはぎには自然と力が入らなくなる。だから、いくらママチャリダイエットを行っても、足が太くなる心配はありませんし、逆に細くなる効果が期待できます」
「自転車大好き!」な道端カレンさんの朝は、子どもたちよりも早い。
「実は私、元々夜が苦手なんですよ。子どもたちが生まれてから、夜は9時半くらいに寝て、朝は5時に起きて、子どもたちが目を覚ます時間まで、ジムで水泳をしたり、ロードバイクに乗って汗を流すのが習慣になっています。雑誌の撮影って、朝早く集合することが多いので、元々朝には強かったんですね。私は、朝トレーニングすることで、脳が活性化されて、その日1日を快適に過ごすことができますが、それは個人の生活や体質もあると思うので、とにかく頑張りすぎずに、好きな時間を使って、ママチャリダイエットに挑戦して欲しいと思います」
イキイキとした表情と、親しみやすさが印象的。人気モデルでありながら、誰にでも態度を変えず、オープンで明るい人柄は、出会ったすべての人を魅了する。道端カレンさんの“美しさ”は、日々のトレーニングと共に、内面から作られているようだ。
(取材・文/蓮池由美子)