家事や育児へ過干渉!やめてもらいたい「姑」の言動とは?

第131回 みんなが共感!ママのお悩み
嫁姑問題はどの家庭にもよくある問題のひとつですが、ひどい場合は結婚生活を破たんさせることもあります。姑とうまく付き合っていくために、問題が起こってしまう原因や、行き詰まる前に試したいストレス解消法などをチェックしましょう。

姑のどんな行動がストレス?

(出典) pexels.com
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姑と一緒に暮らしていたり住んでいる距離が近かったりすると、不満やストレスを感じる機会は多くなりがちです。どんな行動を取られたときに、ストレスを感じるのか見ていきましょう。

家事や育児への過干渉

姑の行動のなかでも問題になりやすいものが、家事や育児に対する過干渉です。掃除や料理のやり方に対し、ダメ出しをされるとストレスに感じる人も多いでしょう。

何かをしようとする度に口出しされたり、文句を言われたりすると、嫌気がさしてしまいます。同居をしている場合は、特に日常的に我慢を重ねることになるので「根深い問題」に発展することも珍しくありません。

家事に対して文句を言われる場合はまだあきらめがついても、育児に関しては譲れないと感じる人もいます。大切な子どもの将来に影響する問題だけに、関係のこじれが深刻化するでしょう。

嫁のわたしにだけ態度が変わる

家族全員に対して厳しい態度である場合は、まだ我慢できるかもしれませんが、自分だけにあたりが強いとストレスがたまる一方です。自分の孫や子どもに対しては、よい祖母・よい母だと思わせる態度を取る人もいます。

この場合、夫や子どもからしてみると、どうして姑と仲良くできないのか理解できません。家庭内の問題なのに家族から理解を得られないので、余計につらくなります。

自分の子どもが姑に懐いている場合、余計に複雑な気持ちになるでしょう。姑にとって嫁は、血がつながっていない存在ということもあり「厳しい目線」で見られることが少なくないのです。

嫁姑問題の原因とは

(出典) pexels.com
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嫁姑問題はなかなか決着がつかず、大きな問題に発展してしまう場合があります。何が原因なのかが分かれば、対処しやすいかもしれません。家庭内の問題はみんな同じではありませんが、よくある原因を紹介します。

姑が子離れできていない

子離れができないタイプの人は、嫁姑問題を起こしやすいでしょう。姑が子どもを溺愛している場合、結婚後も自分の立場を変えず、行き過ぎた行動を取ることがあります。

子離れができない人は、自分の子どもが自立した1人の大人であると考えられず、いつまでも自分のものであるかのような扱いをするのです。

母である自分よりも、嫁が大切にされていると感じると「嫉妬心」や「寂しさ」が湧いてきて、嫁に対して常識ではありえないような態度を取ったり、嫌味を言ったりすることが増えてしまいます。

価値観が異なるから

姑と嫁は育った環境や世代が違うため、価値観が異なることは珍しくありません。自分が育った世界が正しいと思っている姑は、自分の価値観を強く持ち出したり、嫁にも「こうすべき」と押し付けたりしがちです。

たとえ、よい内容であったとしても頭ごなしに言われると、反発する気持ちが湧いてきます。また、姑が子育てをしていたころとは、常識が変わっている場合もあるでしょう。

現代社会では育児に対する情報を簡単に入手できますが、昔は、家事や育児に関する情報を姑から嫁に伝えることが一般的だったため、そのころの価値観のままでいる場合もあります。

お互いに自分が正しいと主張していれば、ぶつかる機会が多くなるでしょう。それぞれ、違った価値観を持っていても問題はなく、干渉しすぎたり意見を押し付けたりすることが問題です。

嫁姑問題を解決するには

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最初から仲が悪いわけではなかったり、何らかの誤解があったりする場合、嫁姑の関係を修復できる余地は十分にあるでしょう。もしかしたら、お互いの気持ちが見えなくなっているだけかもしれません。

できる限りよい関係を保ちたいと感じているのであれば、解決方法をいろいろと試してみる価値はあります。嫁姑問題を解決する方法を見ていきましょう。

夫の協力が不可欠

嫁姑問題が悪化すると、当事者同士だけで解決することは困難です。夫は、姑と嫁を結び付ける存在なので、協力してもらうとうまくいくことがあります。

夫にとって、自分の母と妻の折り合いが悪くて困るのは自分です。何もしなければ夫婦関係が悪くなる恐れもあります。嫁姑の関係修復は夫の利益にもなることなので、ぜひ協力してもらいましょう。

夫が親離れできていないタイプだと、問題は悪化する一方です。どちらかの肩を持つことなく「公平な態度」を取ってもらうだけでも、事態の悪化を防げます。

嫁から姑に対し、言いづらい意見を言わなければならないときは「嫁がこう言っている」という言い方ではなく、夫婦両方の意思であることを伝えてもらうとよいでしょう。

思っていることを打ち明ける

心の中で「嫌だなあ」と思っているだけでは、相手に伝わりません。どうしても受け入れられないことは、できないと伝えましょう。嫌なことややめてほしいことを、悪気がなくやっている場合もあるので、話し合いが大切です。

相手が嫌がっていることを分かっていて、嫌味を言ったり嫌がらせをしたりする人もいます。遠慮していると、状況が悪化するかもしれません。言われっぱなしではなく、自分の思っていることを伝えるようにしましょう。

同居を解消する・距離を置く

お互いに努力しても関係が改善しない場合は、一緒にいても苦痛が増すばかりです。姑の方も、一緒に暮らすことに対し限界を感じ、大きなストレスを抱えているかもしれません。

どうしてもうまくいかない場合は同居を解消し、物理的な距離を置いて解決することも視野に入れましょう。離れてみたら、あらが目立たなくなり「適度な距離」で付き合える可能性があります。

負担がかかりすぎる日々を続けるのではなく、どうしたらお互いが幸せになれるかを考え、よく話し合って決めることが大事です。

どうしても姑とうまくいかないなら

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夫に協力してもらい姑とよく話し合うようにしても、どうしても関係が改善しない場合もあります。姑との関係に行き詰まってしまったときの、対処方法を見ていきましょう。

スルースキルを身に付ける

姑から嫌味やお小言を言われたら、適度にスルーする方法を身に付けましょう。「そうですか?」「そんなことありました?」という感じで、軽く流すことがおすすめです。

毎日、口論になるような関係では疲れ切ってしまいます。かといって、どちらかが一方的に我慢をする関係も長続きしません。言われたことを正面から受け止めないようにすれば、精神的な消耗を防げます。

嫌味を言われたからお返しに嫌がることをする、というように争いを続けていては、いっこうにギスギスした関係から抜け出せないためおすすめしません。

1人でため込まない

誰にも言わず1人で気持ちをため込んでいると、余計に落ち込んでしまいます。ストレスがかかりすぎると、気持ちをうまく発散できないことがあるでしょう。

家庭の問題をよそで話すのは、気が引けると思う人もいるかもしれませんが、友人などに打ち明けてみるのも手です。意外と同じような苦労をしている人が多いことが分かり、ホッとすることがあります。

よくある話として笑っているうちに、嫌な気持ちが薄れてくるでしょう。気軽に話せる相手がいない場合、子育てサークルや習い事などで交友関係を広げると効果的です。

趣味や好きなことを楽しむ

夢中になれることがあるときは、悩んでいることを忘れられるものです。気持ちが沈むときは、趣味に打ち込んだり、好きなことをしたりして時間を過ごしましょう。

1人カラオケや贅沢なスイーツを楽しむなど、些細なことで構わないので「自分なりのストレス解消法」を見つけることで、気持ちが楽になります。

嫌なことがあっても、後で自分にご褒美をあげようと思えば、乗り切れることは少なくありません。「日常の中で無理なく実践できる楽しみ」を、見つけるようにしましょう。

まとめ

夫に協力してもらったり、思っていることを伝えるようにしたりすることで、完全に解決とはいかないまでも、姑の態度が緩和することがあります。

嫁姑問題で行き詰まりを感じたときは、誰かに気持ちを聞いてもらうだけでも、気分が晴れることがあります。1人で抱え込みすぎると深く悩みやすいので、友人や身近な人に相談しましょう。

自分なりのストレス解消法を試して、気持ちを整えることもおすすめです。嫁姑問題は、どこにでもあることだと思えるようになれば、ストレスをため込みすぎずに済むでしょう。