イタリアンの巨匠が教える、パンにぴったりな家庭料理


リストランテ アクアパッツァ オーナーシェフ/日髙良実さん神戸市出身。日本の食材を生かしたイタリアンが人気で、テレビ出演や著書も多数。現在は、アクアパッツァの厨房から動画でレシピを配信している。2021年6月には『教えて日高シェフ!最強イタリアンの教科書 ACQUA PAZZAチャンネル公式レシピBOOK』(世界文化ブックス)を発売
あまりのおいしさに驚いた!修業時代の思い出の賄い料理

ペンネのトマトクリーム
ポイントは生クリームを煮立たせすぎずに、生クリームにトマトの酸味や風味を移していくところ。調味料は塩だけです。トマトの味ができあがりを左右するので、味の薄いトマトは不向き。フルーツトマトや味の濃いものを使ってみてください。
今回は細めのペンネを使いますが、太めのペンネでも、ロングのパスタでもいいですよ。トマトとパルメザンの代わりにゴルゴンゾーラチーズを使えば、ゴルゴンゾーラクリームパスタになります」
材料(2人分)

・フルーツトマト……小3個、または大2個
・生クリーム……160cc
・パルメザンチーズ……40g
・塩……適宜
・イタリアンパセリ(みじん切り)……適宜
作り方
1. トマトを湯むきして、カットする

「トマトクリームソースを作るので、食感をよくするためにトマトの皮は湯むきします。トマトの皮は捨てないで!いいスープのダシになるから、冷凍保存して有効活用するのがおすすめですよ」
2. ペンネをゆでる
「アルデンテに仕上げたいので、ペンネは表示時間よりも1分早くとり上げるようにしてください」
3. トマトクリームソースを作る

「生クリームを煮詰めすぎると味がしつこくなってしまうので、煮立たせすぎないように注意します。煮詰めすぎてしまった場合は、お湯を加えて調整するといいですよ」

「ソースを混ぜるときは、ぐるぐる混ぜすぎないように。軽く切るような感じと覚えておいてください」
5. ゆで上がったペンネにソースを絡める


「ソースを煮詰めすぎないように注意してください。火加減は強火で、時間の目安は20秒ほどです」
6. 仕上げにパルメザンチーズとパセリを加え、軽く混ぜる

「トマトクリームソースがサラサラしていても心配しないで。ペンネやパルメザンチーズが水分を吸うことで、ソースらしくなっていきますよ」