レモンが万能調味料に!料理に爽やかな風味を与える「塩レモン」が便利すぎる!

レモンが万能調味料に!料理に爽やかな風味を与える「塩レモン」が便利すぎる!

第4109回 はじめてライフ
近頃、レシピサイトなどでも大きな話題を呼んでいるのが、レモンを材料とした爽やかな香りの万能調味料「塩レモン」。レモンというと、デザートやスイーツに合わせるイメージがありますが、塩レモンは肉、魚、野菜問わずさまざまなお料理に活用できるので、常備しておくと本当に便利です。

混ぜて2週間待つだけ!「塩レモン」の作り方はとっても簡単!

レモンを塩漬けにして発酵させた「塩レモン」が、今、人気を呼んでいます。その名の通り、「塩」と「レモン」たった二つの材料で手軽に作れて、いろいろな料理にアレンジ可能。冷蔵庫で保管すれば1か月以上保存することができるので、常備しておくと日々の料理に大活躍します。我が家では植木鉢で育てた自家栽培レモンを使って、材料から手作り。市販のレモンを使う場合には、瀬戸内レモンを使うことが多いです。

<基本の塩レモン>

【材料】
瀬戸内レモン…2個
塩…大さじ2
清潔な瓶(缶の蓋は錆びたりします)

【作り方】
(1)レモンは洗って水気を拭き取り、薄くスライスします。
(2)(1)のレモンと塩を交互に浸けこみます。
(3)冷蔵庫で2週間漬け込みます。時々瓶を振って中身をシェイクしてください。

2週間後、レモンが熟成してトローンとした液を出し始めたら「塩レモン」の完成!この液体がさまざまな料理の調味液として大活躍。もちろん果肉、皮も丸ごとすべて使えます。

塩レモンおすすめレシピ(1)味も見た目もおしゃれ!「ヘルシーもち麦サラダ」

つづいて、塩レモンを使ったおすすめレシピをご紹介します。「ヘルシーもち麦サラダ」は、もち麦のプチプチとした食感と、塩レモンの爽やかな塩気がちょうどよく効いた、美味しく、見た目も鮮やかな、おしゃれなサラダ。今回は季節のハーブを添え、彩りもきれいなサラダに仕上げました。おもてなしの前菜として、我が家ではお客さん達からも大好評です。

<ヘルシーもち麦サラダ>

【材料】
もち麦…40g
赤玉葱小ぶり…1/4個
ミニトマト …8個(サイズにより加減)
塩レモンのスライス5~7枚
レモン汁t…小さじ2程度
オリーブ油…大さじ2
粉チーズ…大さじ2
クミンシード…小さじ1
黒こしょう・塩…少々

【作り方】
(1)ミニトマト4等分に切り、赤玉ねぎはみじん切り、クミンシードは少し刻みます。
(2)もち麦を洗ってたっぷりの水とともに鍋に入れ、中火にかけ沸騰してきてから弱火で15分ほど茹でます。

(3)茹で上がったもち麦を流水で洗ってぬめりを取り、ザル移しに移してクッキングペーパーで水気を拭き取ります。

(4)(3)をボールに移して全ての具と調味料も入れて混ぜ、味を整えます。お好みで季節のハーブを刻んで入れてください。

器に盛りつけしたら完成です。もち麦の代わりに押し麦、クミンシードの代りにカレー粉(少々)でもOK。カレー粉はそのまま使わずオリーブ油少々と合わせて、レンジで加熱した方が香りがいいです。

塩レモンおすすめレシピ(2) 超簡単!「さっぱり風味の蒸し焼きそば」

塩レモンで作るおすすめ料理の2つ目は、「蒸しやきそば」。焼きそばといえばソースが一般的ですが、塩レモンを使えば、ひと味ちがう焼きそばに。ソース味とは違い、食材のそれぞれのやさしい旨味を感じることができ、レモンの爽やかな風味がマッチします。中華麺だと袋から出してすぐ使えて時短レシピとしてもお役立ち。時間があるときには、パスタで作っても美味しくいただけます。

<さっぱり風味の蒸し焼きそば>

【材料】
焼きそばの中華麺…1袋
もやし…1袋
豚小間肉や豚挽肉…100g
アクの少ない青物野菜(水菜や小松菜など)…適量
サラダ油…適量
黒こしょう・塩…少々
塩レモン…適量(目安としては8枚)

【作り方】
(1)フライパンにサラダ油、豚肉を入れます。

(2)豚肉の上にほぐした中華麺をのせます。

(3)刻んだ塩レモンをのせます。

(4)もやしをのせます。

(5)フタをして、中火でしばらく蒸します。

(6)ライパンの中が湯気でいっぱいになったら蓋をあけて混ぜ、豚肉に火が通っていれば、味を整えお好みで水菜を混ぜて、完成です。もやしは半生くらいで火を止めてOK。

ソース焼きそばと違い、野菜やレモンの色味も出て見た目も◎。豚肉やレモンはハサミでカットすると、包丁まな板使わずラクできます。

料理にそのまま使っても、隠し味として調理の際に使っても、手軽に爽やかな風味をプラスできる万能調味料「塩レモン」。ぜひお試しくださいね!

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
趣味なび

●お話を聞いた人

ひろこせんせい
Hiroko先生
アンティーヌクッキングスタジオ
小学校の栄養士として23年間勤務。その後、イギリス、オーストラリアに渡り、1年間、現地の小学校で日本食や文化を教える。帰国後、2003年に料理教室「ANTINE cooking studioアンティーヌクッキングスタジオ」をオープン。2019年、教室を志木のスタジオからふじみ野の自宅サロンに移し、スタッフ2名とともに活動中。
小学校の栄養士として23年間勤務。その後、イギリス、オーストラリアに渡り、1年間、現地の小学校で日本食や文化を教える。帰国後、2003年に料理教室「ANTINE cooking studioアンティーヌクッキングスタジオ」をオープン。2019年、教室を志木のスタジオからふじみ野の自宅サロンに移し、スタッフ2名とともに活動中。