●株で子どものお稽古代を捻出?
「低位株とは、ひと言でいうと安い株のことです。最低購入単価が10万円未満くらいのものを指すと私は考えています。少ない資金で買え、大損するリスクも低いのが低位株。株価が半分になることはそうないですし、多少下がっても、損失は数千円で済む場合が多いので、売買する際も精神的に楽ですね。株価が急落すると、5%くらい一気に下がることはよくありますが、30万円の株だと1万5000円の損失になるところ、5万円の株なら2500円の損失で済みます」(ゆりぴょん氏 以下同)
とは言え、株初心者は、何から手を付ければいいのかわからない。 そこでゆりぴょんさんに、ママでもすぐに取りかかることができる“株勉強法”を聞いた!
「私の場合、とりあえずは簡単な本を…と思ったので、株の雑誌『Zai』から出版されている株の入門書を読みました。初心者なので、チャートやローソク足(始値・高値・安値・終値をローソクの形に表したチャート)の説明を読むのはきつかったですね。勉強が苦手なので、とりあえずは基礎知識の本だけ読んで、あとは実際に取引しながら、疑問に思ったことをその都度ネットで調べるようにしています」
【ゆりぴょん流・主婦におすすめの勉強法】
1.まず、一冊は入門書を読んでみる(専門用語を理解する)。
2.株取引を実際にしている主婦のブログを毎日見る(主婦の方のブログは、利益も損失も非常にリアルでためになります)
3.株で成功している人の話を聞く・取引のノウハウを教えてもらう(何も勉強せず、適当に株を始めた場合、損をする確率が高いです)。
主婦のゆりぴょんさんは、どんな銘柄を選ぶのか。
「優待投資が中心なので、まずは株主優待(自社製品や商品券など、企業が株主に対して送るもの)がお得かどうかを見て選ぶことが多いですね。株価に比べて優待がお得で、優待利回りが高い! さらに、業績がそれほど悪くない銘柄を買うことが多いです。さらに優待株は、優待権利日の2~3カ月前に買うと、権利日に向かって上昇する傾向が強いと言われています。そこを狙って買うことが多いですね。最近は、優待がなくても、配当利回りが良い低位株もチェックするようにしています」
始める前まで、「株はギャンブル!」と敬遠していたというゆりぴょんさん。最初は、ランチ代、月数千円を稼げれば十分と思い、数百円から数千円の儲けでも満足だったという。まずは気軽にお小遣い程度で…低位株購入から始めてみては?
(取材・文/蓮池由美子)