●ある現象が災いし、負けて大損したことも…!
夫の勧めもあり、数年前から株を始めたというゆりぴょんさん。今までに一番儲けたエピソードは?
「1銘柄で7~8万くらい儲けたことがありました。株主優待目的で買った飲食店の株でしたが、ニュースで話題になり、テレビで特集されているうちに人気が出て、面白いようにどんどん上がっていったんです。気分は最高でしたね(笑)。株をやって良かった~と思いました。その飲食店がとても好きになったし、看板を見るたびに感謝しました。今持っている飲食店も、優待が拡充され、テレビで話題になる度に上がっていき、9万円で購入した低位株が20万円ほどになっています。ある意味、低位株ドリームですね。ちなみに銘柄は“テンポスバスターズ”です。※15年12月初旬現在」(ゆりぴょん氏 以下同)
資金があればあるほどいろいろな株を買えるので、儲けたお金はできるだけ使わず、次の投資に回しているという。
「優待がほしいので売るつもりがないこと、また、上がった株は分割されて200株になる場合があり、優待も倍になる可能性があるので、それを狙っています」
逆に、負けて失敗することも…。優待目的で持っていた会社が急に公募増資(新しい株式を発行するに当たり、不特定かつ多数の投資家に対して取得の申し込みを勧誘すること)をし、大暴落したことがあるそう。
「右肩上がりで順調に上がっているところだったので、公募増資を知った時は驚きでした。増資による売り出し数にもよりますが、そのときは大量だったので大暴落したんです。あっという間に、買値から数万円下がり、いつか上がるんじゃないかと待っているうちに、優待の権利落ちが重なって、さらに下がり…全部で8万円ほどの損失になりました。ちなみに、現在その株は、私が売ったときより数十万円上がっています。これだから、株はわからない!(笑)」
ゆりぴょん流・ママの株注意点5箇条を上げてもらった!
その1.急騰中の株やブームが過ぎたテーマ株に飛びつかない
(例えば、オリンピックやマイナンバー関連など、業績に関係なく、話題性だけで上がる株。一時的にものすごい勢いで上がるが、下がるのも早く、ブームが去った株はなかなか上がらない)
その2.お金に余裕のない状況で株を買うのはNG
(ある程度寝かせておけるお金、じっくり株が上がるのを待てるお金で投資するべき)
その3.落ちるナイフはつかむな
(“急落している株を買うのは、落ちてくるナイフをつかむようなものなのでやめましょう”という株の世界の格言。急落している途中ではなく、完全に落ちきって安定してから買わないと痛い目にあうそうですが、これがなかなか難しい! 初心者さんは、急落している株には手を出さないほうが賢明)
その4.業績の悪い会社は手をださない
(安定した投資を望むなら、倒産の可能性がある赤字会社はNG)
その5.決断力がなく、優柔不断な人は株に向かない
投資に向かない性格でも、メンタルが強ければ、失敗して何度も立ち上がるうちに少しずつ学んで利益が出せるようになるという。これらの注意点を踏まえて、生活費ではなく、余裕のあるお金で株式デビュー! あなたのママライフが、さらに豊かになる可能性も¡?
(取材・文/蓮池由美子)