
●ドラッグストアで気軽に買えるお灸のもぐさが効果的
昔から肩や背中のこり対策に使われてきたお灸。お灸の原料のもぐさとは、ヨモギの葉を原料としたもので、精油成分のチネオールが肌に程よい温熱刺激を与えてくれるそうで、ホクロの除去にも効果的だそうです。もぐさは価格も安く、ドラッグストアで簡単に手に入るので、最もコストパフォーマンスの高い方法と言えそうです。その方法は、もぐさを直径1mm~2mm程度の細さにねじり、除去したいホクロにのせて線香で火をつけます。これを3日から4日くらい続けると、ホクロの表面が乾燥してくるので、その段階でお灸をやめれば1〜2週間くらいでホクロがかさぶたになって剥がれ落ちるそうです。注意点としては、もぐさの量が多すぎると肌に軽いやけどができてしまう恐れがあることと、火を使うので行うときは周囲に燃えやすいものなどがないように気をつけましょう。
●ホクロ除去クリーム
漢方でホクロを除去するクリームも市販されています。このクリームでのホクロ除去方法は、中国や韓国だけでなく、アメリカやイギリスなどの医療先進国でも日常的に行われている方法だそうです。大体2〜3週間クリームをホクロに塗り続けると綺麗に取れるそうです。ただし、漢方のクリームは少し刺激が強く、普通の人でも塗った後はヒリヒリするようなので、敏感肌の人は事前に少しだけ塗るなどして、肌質に合うかを試した方がよさそう。
●カソーダ
ちょっと聞き慣れない人も多いと思われるカソーダ。これはヒマシ油と重曹を混ぜたもののことを言うそうです。市販されているものもありますが、重曹2に対してヒマシ油1の割合で混ぜることで自宅でも簡単に作ることができます。使い方は洗顔後に爪楊枝などでホクロの上にちょんとのせるのを2週間程度続けていくと、ホクロがかさぶたになり、かさぶたが剥がれ落ちればホクロがなくなっているそう。カソーダもかなり刺激が強いので、ホクロ以外にかからないように丁寧に塗ることと、肌の弱い人は事前に目立たないところに少しだけつけて試してみた方が安心です。
市販のものでも意外に簡単にホクロは取ることができるようです。ただし、どれも火を使ったり、肌に刺激が強かったりするなど気をつけなければいけない点もあるので、ホクロの大きさや部位、肌質などでよく検討し、自分に合った方法を試してみてください。ただしギザギザとした、いびつな形状のホクロや短期間で大きくなったホクロなどは、メラノーマと呼ばれる皮膚がんの可能性もあるので、専門医を受診するようにしましょう。
(文・姉崎マリオ/考務店)