涼しげな美しいブルーにうっとり。話題の「バタフライピー」で作る夏のおやつ

涼しげな美しいブルーにうっとり。話題の「バタフライピー」で作る夏のおやつ

みなさんは、バタフライピーを知っていますか?東南アジアに生息するマメ科の植物で、青い花は料理やお茶に利用されています。とてもきれいに発色することから、最近は日本でもバタフライピーを使ったスイーツやドリンクを作る方が増えているんです。そこで今回は、バタフライピーの魅力や楽しみ方をご紹介。体に嬉しい効果もいっぱいですよ!

バタフライピーとは?

バタフライピーはマメ科のハーブで、青い花が蝶の形に似ていることから、この名前がついたそう。和名は「蝶豆(チョウマメ)」といいます。

バタフライピーの原産地は東南アジア。花はエディブルフラワーとして料理やお茶に利用されるほか、シャンプーやボディークリームなどのコスメの原料にも使われています。

バタフライピーの花は、フレッシュでもドライでも利用することができますが、流通しているのは主に乾燥したドライハーブです。

最近は、身近なスーパーなどでもバタフライピーをブレンドした「バタフライピーティー」を見かけるようになりました。

バタフライピーティーの色は、透き通った海のようなコバルトブルー。これはバタフライピーの花にアントシアニンという成分が豊富に含まれているからなんです。

アントシアニンは、肌の老化を食い止める抗酸化作用にすぐれていて、アンチエイジング効果が期待されています。また、血液循環を向上させる機能により、眼精疲労の予防メタボリックシンドロームの予防効果も注目されているんです。

現在、国内産のバタフライピーもあり、そのほとんどが沖縄県産。沖縄の温暖な気候はバタフライピーに合っていて育てやすいのだとか。

バタフライピー研究所(@bpgokinawa)では、沖縄県産のバタフライピーを使ったレシピを公開中。その中から2つピックアップしてご紹介します。

バタフライピーティーソーダ

バタフライピーティーにレモンやライムを少し混ぜると、ブルーから紫に色が変化! これは、バタフライピーのアントシアニンが柑橘類のクエン酸に反応するためです。

「バタフライピーティーソーダ」は、美しい紫色とシュワシュワとした炭酸が爽やか。フルーツをトッピングすると華やかで、おもてなしにもピッタリの1杯になりますよ。

材料(1杯分)

・レモン汁……20ml
・バタフライピーティー……100ml
・シロップ……40ml
・炭酸水……50ml
・氷……適量

作り方

1. レモン汁→シロップ→氷→炭酸水の順にグラスに入れる。

2. バタフライピーティーをそっと注いで出来上がり!お好みでフルーツをトッピング!

レシピ出典:Instagram(@bpgokinawa)

バタフライピーパンケーキ

市販のホットケーキミックスにバタフライピー色素パウダーを加えると、青いパンケーキが手軽に作れます。

青いソースでおめかしすれば、見栄えももおいしさもさらにアップ!

材料

・ホットケーキミックス……200g
・牛乳……150cc
・卵(Mサイズ)……1個
・バタフライピー色素パウダー……3g
(色の好みに応じて増減させてください)

作り方

1. バタフライピー色素パウダーに分量内の牛乳を少量加え、ダマにならないように混ぜる。

2. 1を牛乳に混ぜておく。

3. ホットケーキミックスに卵と2の牛乳を加え、 泡立て器で混ぜ合わせる。

4. 3の生地を焼く。

※ソースは生クリームやクリームチーズ、ヨーグルトなどお好みのものに、バタフライピー色素パウダーを加えていただくと綺麗な青色のソースができます(写真は軽く水を切ったヨーグルトに砂糖、バタフライピー色素パウダーを加えています)。

そのほかのレシピが知りたい方はぜひ、バタフライピー研究所のInstagramをチェックしてみてくださいね。

こんなにある!バタフライピーの活用術

紫陽花ゼリー

梅雨の季節になると作りたくなる「紫陽花ゼリー」。

@725_kwhrさんはヨーグルトゼリーの上に、バタフライピーティーにレモンを加えた紫色のゼリーをのせて。その美しい色合いがテーブルの上の紫陽花とリンクしていて、とっても素敵ですよね。

爽やかな味わいと見た目に、梅雨のジメジメもどこかへ吹き飛んでしまいそうです!

紫陽花ソーダ

グラスの中に紫陽花がパッと咲いたような@70s_style_sweetsさんの「紫陽花ソーダ」。

バタフライピーとレモングラスのハーブティーのゼリーにソーダを合わせ、アイスとミントをトッピングしています。

ブルーと紫が交じり合った美しい色合いが涼しげで、飲めば気分がスッキリ晴れそうです。

ビー玉ゼリー

コロンとした球形にブルーと紫の紫陽花カラーがかわいい、@70s_style_sweetsさんの「ビー玉ゼリー」。

バタフライピーとレモングラスのハーブティーを使ったキラキラと輝くゼリーで、オリゴ糖を入れてすっきりとした甘さに仕上げています。

この透明感の秘密はアガーを使って固めているから。丸い製氷皿を使うと、きれいな丸型になりますよ。

羊羹

ブルーと白の2トーンカラーがとっても涼しげ!

@wanntaluさんの「羊羹」は、まず白あんで羊羹を作り、その上にバタフライピーのゼリーをのせて冷やし固めれば完成です。

作り方は簡単で、5歳の息子さんがお手伝いしてくれたそうですよ。ぜひ、お子さんと一緒に作ってみてはいかがでしょうか。

レアチーズケーキ

冷蔵庫で冷やし固めるだけで作れるレアチーズケーキは、夏にぴったりのスイーツ。

@gotcho_tumczさんは、レアチーズ生地の上にバタフライピーのゼリーをのせて、ブルーが美しいレアチーズケーキに。

バタフライピーはカルディで購入した「ガーデンティー レモングラスバタフライピー」を使用したそう。レモン汁を加えてお好みの色にアレンジしても!

琥珀糖

キラキラとしてまるで宝石のような「琥珀糖」。材料は粉寒天やグラニュー糖、水、色素などで、中はとろっ、外はシャリっとした不思議な食感が楽しいお菓子です。

@tama216さんはバタフライピーとレモンで、美しい紫色の琥珀糖に。作り立てをすぐに食べることもできるけれど、数日間乾燥させることで独特の食感が生まれます。

多めに作って、食感の違いを食べ比べてみるのもいいですね。

シロップ

石垣島の北部、伊原間で2部屋だけの小さなゲストハウス「アンシー」を営む@guesthouse_annseaさん。

美しいビーチまでは徒歩1分! 自然豊かなロケーションで、すぐ近くにバタフライピーも自生しているそう。

バタフライピーを水やお砂糖などと一緒に火にかけて作るシロップは、ヨーグルトにかけたり、かき氷のシロップにしたりとさまざまな使い方ができます。

バタフライピーのシロップは、「アンシー」の食事で使われることも。

ヨーグルトにかけると、ブルーが映えてとてもきれいですよね。

ソーダで割れば、夏にぴったりハーブドリンクに。こちらはバタフライピーのクラッシュゼリーとソーダを合わせているそうですよ。

きれいな海を眺めながら味わったら最高ですよね! 実際に訪れてみたいという方は、ぜひお宿のホームページをチェックしてみてくださいね。

【番外編】タイ料理のカオヤム

タイ料理の「カオヤム」は、カオ=ごはん、ヤム=混ぜるという意味で、野菜とハーブにごはんを混ぜて食べるライスサラダのこと。ごはんはバタフライピーを使って青く着色します。

@tomoko0853さんは、茹で鶏と海老ものせてタンパク質をプラス。レモン汁、ナンプラー、醤油、うなぎのタレを混ぜたソースをかけて味わったところ、とってもおいしかったそうですよ。

いかにも“アジアごはん”という華やかな見た目も楽しさいっぱい。食べればタイ旅行気分が味わえそうです!