夫婦の夜の営み事情。年齢別に見る夜の営みの頻度はどれくらい?

第134回 みんなが共感!ママのお悩み
夜の営みがない日々が続くと、夫婦仲に関して不安になることがあります。子どもの年齢や住環境によっては、気がかりで仲良くできないこともあるかもしれません。ずっと仲の良い夫婦でいるために押さえておきたい、夜の営み事情を見ていきましょう。

年齢別の夫婦の夜の営みの頻度

(出典) pexels.com
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夜の営みに関する話題は、親しい間柄でもなかなか口に出しづらいことがあります。一般的にはどれくらいの頻度でセックスをしているのか、気になる場合があるでしょう。年齢別に、夜の営みの頻度を見ていきましょう。

20代の場合

個人差はありますが、20代の男女は性生活に対し積極的である場合が少なくありません。夫婦によって変わってくるものの「週に1~2回程度」の頻度で、夜の営みをすることが多いでしょう。

しかし、20代でも仕事や家事が忙しい場合や、結婚年数を重ねる度に回数が減少するのはよくあることです。子どもの有無によっても異なり「子どもが欲しい」と考えている夫婦ほど、セックスの回数は増えます。

子どもがいる場合、子どもの年齢によっても事情が変わるでしょう。乳児の世話が大変な時期は、寝かしつけのときに親も一緒に寝てしまい、朝まで起きられずタイミングを失うこともあります。

30代の場合

30代になると、それまで毎週のように夜の営みをしていた夫婦であっても「週に1回未満」のペースになってくることが多いようです。

年代を重ねるにつれ責任のある役職に就き、これまでよりも帰宅時間が遅くなっていくことが少なくありません。生活時間帯がすれ違う場合は、自然と頻度が減っていきます。

時間を合わせるなどの多少の努力をしないとタイミングが合わず、できないという事態に陥りやすいでしょう。すでに子どもがいても第二子、第三子などが欲しい場合は定期的に夜の営みをする機会ができますが、それぞれの家庭で差が出てくる時期でもあります。

40代の場合

結婚して月日がたっている40代の夫婦は、たいていの場合、性的には落ち着いた関係を築いています。欲求に突き動かされて、夜の営みをする機会は減っていくことが一般的です。

男女というよりも「お父さんとお母さん」という家族の関係が定着し、お互いの裸を見ても刺激を感じないという場合もあるでしょう。

40代は性や体力の衰えを感じ始める時期です。20~30代のころよりもずっと回数が減り「月に1回すればいい方」「半年に1回」など、淡白になっていくことがめずらしくありません。

ただし、同じ40代でも一概にどれくらいの頻度といえない部分もあり、夜の営みは夫婦にとって大切なコミュニケーションだと考えている場合、30代と変わりない頻度ですることもあります。

子どもがいる夫婦の夜の営み

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子どもがいる夫婦の場合、子どもに配慮して夜の営みをしなければなりません。子どもの存在が気がかりで性生活がスムーズにいかない場合、どんな対処法があるのか見ていきましょう。

寝室を別にする

子どもがまだ小さい場合、親子で川の字になって寝ているという家は少なくありません。すぐ近くで寝ている環境では、夜の営みは難しいでしょう。

ある程度の年齢になったら、寝室を別にして1人で寝かせることがおすすめですが、子どもが寝静まったら「別の部屋に移動する方法」もあります。

子どもに添い寝する時期を過ぎても、夫婦のスキンシップがあまりない状態だと、夜の営み自体もほとんどしない状態が長びきがちです。セックスレスが長引くと改善しづらいこともあるので、はやい段階で対策を練ることをおすすめします。

2人の時間を作る

住環境によっては、子どもと寝室を別々にすることが難しい場合もあるでしょう。違う部屋であっても、すぐにほかの家族が入ってこられるような環境では、落ち着いて取り組みづらくなります。

子どもが大きいと、夜遅くまで起きている場合もあり、タイミングを計りかねてしまいます。夜にこだわらず、習い事や遊びの用事で出かけている時間帯を狙ったり、実家に預かってもらったりするのも一案です。

自宅では難しい場合「ラブホテル」や「シティホテル」などを利用する方法もあります。場所が変わると気分も変わり、燃え上がる場合もあるでしょう。

夜の営みを増やすにはどうすればいい?

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夜の営みについて悩んでいる人にとって、回数が少ないことが深刻な状況に発展してしまうことがあります。夜の営みを増やすために、工夫できることを見ていきましょう。

日々のスキンシップが大事

頻度を増やしたい場合、急に特別なことをし始めるよりも「日常の過ごし方」を変えてみましょう。ふとしたときに手をつないだりマッサージをしたりと、スキンシップを増やすことがおすすめです。

触れ合いが多い夫婦は「普段のスキンシップの延長」で、自然に夜の営みへと移行しやすくなります。たとえ回数が増えなかったとしても、良好な夫婦関係の維持に役立つでしょう。

結婚生活が長くなると、夫婦間でときめきが感じられなくなることは一般的ですが、心がけ次第で、親しい雰囲気を保ち続けることはできます。お互いの相手に対する満足感のアップにもつながるでしょう。

マンネリ化を防ごう

夫婦関係が長くなるにつれ、新鮮味がなくなってしまうことはめずらしくありません。「普段とは違ったシチュエーション」に挑戦すると、マンネリを防ぎやすいでしょう。

夫婦で冒険する気持ちを、忘れないことが大事です。例えば、家ではラフな服装で過ごしている人も、夫婦2人きりで出かける際にはドレスアップするなどの工夫をすると、マンネリを解消しやすくなります。

セックスに関しても、「2人がやってみたいこと」に挑戦することがポイントです。相手に合わせてあげる気持ちの余裕を持っていた方が、うまくいきやすいといえます。

自分から誘ってみる

お互いが空気のように、いて当たり前の存在になっている夫婦であっても、言葉にしなければ伝わらないことがあります。「誘われない方が、妻のためになるはず」と思い込んでいる夫もいるのです。

モヤモヤした気持ちを抱えていると、不満な態度が表に出てしまうこともあるでしょう。夫の立場になってみると何が不満なのか分からず、不安な気持ちが高まってしまいます。

夜の営みに誘われるのを待っているだけではなく、時には勇気を出して自分から誘ってみましょう。もしかしたら、相手も誘われることを待っているかもしれません。

夜の営みの断り方も大切

(出典) pexels.com
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誘われたらできるだけ対応するのが思いやりですが、どうしても断りたい日もあるでしょう。断り方を間違えると夫婦関係が悪くなり、セックスレスにつながる場合があります。上手な断り方を見ていきましょう。

理由は明確に

夜の営みを断りたいときは「今日は気分が乗らない」「風邪をひいたみたいで、うつしたくないから」など、明確に理由を伝えましょう。夜の営みは体力を必要とするので、いつでもできるというわけではありません。

しかし、断られる側の身になってみると、理由を知りたいと思うものです。理由を教えてもらえない状態で断られると、傷付けてしまうことになるでしょう。

できれば、「明日は朝はやいから、週末にしよう」というように、次回が楽しみになるような断り方をすることがおすすめです。何らかの不満があって断りたい場合、素直に理由を伝えることも大事です。

愛情を言葉やスキンシップで伝える

夜の営みを断ったとしても、愛情を言葉で伝えるようにしたり抱きしめたりと、スキンシップで夫婦の絆を深めることはできます。愛情を伝える努力を何もしなければ、ただの同居人になってしまうでしょう。

スキンシップがない状態は、気持ちが冷めてしまう原因にもなります。夫婦によって愛の形は様々なので、夜の営みをすることだけにとらわれず「仲良くし続けるためにできること」を考え、実践することが大事です。

まとめ

同じ年代の夫婦であっても、夜の営みに対する考え方は様々です。よくコミュニケーションをとり、スキンシップをするだけで、満ち足りた気持ちになれることもあるでしょう。

子どもがいて夫婦だけの時間を作れない場合は、外に出かけたり子どもが家にいないタイミングを狙ったりすることがおすすめです。時間帯や場所を工夫すると、対処しやすくなります。

夫婦の関係が長くなると、つい何もしなくても分かってくれていると思ってしまいがちですが、言葉やスキンシップを通じて気持ちを伝え合うことを忘れないようにすれば、いつまでも仲の良い夫婦でいられるでしょう。