まずは費目を決める
家計簿とは、日々の生活の中で現金を使ってやりくりした記録を残しておくためのものです。日用品や食費、消耗品の購入など、お財布から現金を出し入れする際の動きを可視化します。現金でやりくりする支出のことを現金支出と呼びますが、家計簿で扱うのはこの現金支出のみです。銀行引き落としなど、現金以外の支出については同じ家計簿に記入せず、別の記録で管理してください。
費目を選ぶコツ
家計簿をつける際に最初に決めるべきなのが、現金でやりくりを行う費目。食費、外食費、日用品費、衣類費、化粧品費などが一般的に費目として挙げられます。毎月管理したい費目を10未満で選びましょう。
費目を選ぶ際のポイントは、「必ずかかる金額」「娯楽のための金額」「臨時でかかる金額」3つに分類して考えることです。「 必ずかかる金額」は、食費、子供の教育費、日用品費などが該当します。生活を振り返ってみて、日常的に出費している費目を挙げてみてください。「娯楽のための金額」には衣類、外食、映画や遊園地といったおでかけなどが当てはまります。年に1回程度発生する支出です。この支出は、「娯楽費」としてするのがよいでしょう。「臨時でかかる金額」は友人の結婚式や車の車検費などに発生しない、その月時有の出費です。「娯楽費」に入れるほど毎月あるわけではないものの、時々発生する支出はこちらに含みます。
おすすめの費目例
3つの分類に分けて費目を挙げたら、家計簿につける費目を選んでください。「食費」「子供の教育費」「娯楽費」「日用品費」のような項目が一般的なので、初めて家計簿をつける場合は、上記4つの費目から始めるのがおすすめです。この4つの費目に加えて、各家庭で必要な費目をいくつか追加してみてください。家計簿をつけるときに重要なポイントの1つは、まず「費目分け」を行うことです。「特別費」や「娯楽費」といった費目は、家庭によって内容が違います。この「娯楽費」「特別費」でどんな出費があるのか知ることで、日常生活以外での出費を明確にすることができます。家計簿は「記録帳」ではないため、ダラダラと記録をつけるだけでは何年やってもお金は貯まりません。お金が貯まりやすい家計簿の秘訣は、項目作りをアレンジすることで予算を守りやすい家計簿をつけることなのです。
関連リンク:家計簿で項目分けをするときのコツ、失敗する人の特徴、一覧表も
実際にレシートを貼って家計簿をつけてみよう
費目を決めたらレシートを貼って、家計簿につけてみましょう。記録しておくことで、どこにどんなお金を使っているのか明確にすることができます。お金の使い方の問題を発見すれば、それを改善することができますよね
用意するものは、ノート、セロハンテープまたはのり、ペンです。方法は簡単で、ノートに先ほど決めた費目毎にレシートを貼り付けるだけです。レシートは重ねないように、全体が見えるように貼ってください。
貼ったら、振り返りましょう。一つひとつ買ったものを振り返り、本当に必要だったのか考えてみましょう。必要性からの購入ではなく、物欲からの購入だったのであれば、見直しポイント。不要と思えるものを見つけたら、マーカーで印をつけていってください。ひと目で何が不要だったのかわかりますね。
とにかく不要と思えるものを買わないようにするのであれば、マーカーで印をつけたものを買わないという意識付けをしましょう。不要な物の傾向がつかめると、意識付けもしやすいかもしれません。
また、不要と思えるものはないが、費目毎に削減したい金額目標があるのであれば、どれだったら減らせるかを考えてマーカーをつけてみましょう。
振り返りはとても大事ですが、毎日やるのは大変です。週に何度か日を決めるなど、続けられるペースを自分で探してみてください。