●肉は揉みこむ!
少しでも焼き肉屋の味に近づけるためには、肉を焼く前の“もみこみ”の作業が大切といわれている。下処理として、しっかりと肉とタレをもみこむようにするといいだろう。とはいえ、どんなタレを使えばいいのか迷ってしまう…。そんなときは、スーパーなどで購入できる焼き肉のタレを使うと、簡単で時短にもなるのでオススメ。少し手の込んだもみダレを作りたい人は、市販のすき焼き用割り下と、酸味のないリンゴジュースを混ぜ合わせたもので揉みこむ方法もあるそうだ。もっとこだわりたい派の人は後述の自家製ダレを作ってみるといいだろう。ちなみに、揉みこむ際は、肉を常温にするとさらにおいしくなるそう。
●リンゴの甘味がいい漬け込みダレ
リンゴを使った漬け込み用のタレレシピ。材料は、リンゴ(1/4個)、ニンニク・ショウガ(各1かけ)、醤油(60cc)、みりん(40cc)、日本酒(10cc)。リンゴ、ニンニク、ショウガをすりおろしたら、すべての材料を混ぜ合わせて、肉にかけたら揉みこんで1時間以上漬け込みしたら完成。
●さっぱりウマイ塩もみダレ
電子レンジを活用したもみダレ。材料は、きざみネギ(大さじ2)、ニンニク(小さじ1/2)、煎りゴマ(小さじ1/3)、酒(大さじ2)、みりん・塩・ごま油(各小さじ1)、黒コショウ(少々)。耐熱容器に酒、みりん、塩を入れて電子レンジで30秒ほど加熱したら常温に戻す。そこにすべての材料を加えたらできあがり。肉をしっかりと揉みこもう。
●王道ダレはやっぱりウマイ
リンゴや塩のような材料は使わない王道ダレのレシピ。材料は、醤油(大さじ5)、砂糖(大さじ3)、ゴマ油(大さじ2)、酒・白ゴマ・きざみネギ(各大さじ1)、ニンニク(適量)。材料をすべて混ぜ合わせるだけで完成! シンプルでおいしい揉みこみダレだ。
おせち料理やお雑煮もおいしいけれど、こってり料理も食べたいのがホンネ。せっかく食べるなら、とことんこだわって、ワンランク上の自宅焼き肉をやってみよう!
(文・奈古善晴/考務店)