3、パチンコの借金は離婚原因になる?
パチンコで借金をしている方は、パチンコを続けていると、離婚されるのではないか?と心配される方が多いです。
たとえば主婦の方がパチンコにはまっているときなどは、夫に秘密にしていることもよくあって、夫に知られたら離婚されるかもしれないと心配しているものです。
実際に、パチンコによる借金は離婚原因になるのでしょうか?
この点、「借金をしている」というだけでは、離婚理由になりません。パチンコや借金は、法律で定められた離婚理由にはなっていないためです。
ただ、パチンコや借金の事実を知られたことで、夫婦関係が悪化してしまう可能性はあります。
そのことが原因で、別居することもあるでしょう。こうして夫婦が不仲になり、お互いにやり直すことができない状態になると、夫婦関係の破綻が認められて離婚になってしまう可能性はあります。
そこで、夫婦の離婚を避けるためにも、やはりパチンコの借金は早めに解決しておくべきです。
4、借金をしないために|パチンコ依存の解消方法
パチンコにはまっているとき、辞めた方が良いのはわかっているけれども依存状態になっていて辞められない、ということが多いです。
パチンコへの依存は、どのようにして解消したら良いのでしょうか?
(1)別の趣味を持つ
まずは、別の関心事を持つことです。たとえば、釣りでもスポーツでも映画でもグルメでも、何でもかまいません。
まずはパチンコから気をそらしましょう。パチンコへの依存が軽度であれば、この方法でパチンコを辞めることも可能です。
(2)使える金額を制限する
パチンコに使える金額を制限するのも、1つの方法です。一人では難しいので、家族による協力が必要となるでしょう。
上限を定めたら、借金してまでパチンコをすることは不可能になります。
(3)監視してもらう
これも家族に協力してもらう方法ですが、パチンコを辞めると決めて、家族に監視してもらいましょう。
お金の入った通帳やキャッシュカード、クレジットカードは家族に預けて、自分は必要最低限のお金しか持たないようにします。
パチンコをしてしまったときには反省文を書くようにするなどしても、良いでしょう。
(4)専門家に相談する
パチンコを辞めるのは、一人では難しいですし、家族がいても、なかなかの困難を伴うものです。そこで、専門家の力を借りましょう。
たとえばカウンセラーに相談するのも良いですし、ギャンブル依存症の患者の会などもあります(ギャンブル依存症について詳しくは「ギャンブル依存症を克服して真っ当な生活を取り戻すための全10項目」をご参照ください)。
まずは一度、そういった場所の門を叩いてみて、徐々に回復していくと良いでしょう。
配信: LEGAL MALL