甘さもアレンジも思いのまま!お彼岸や普段のおやつに「手作りおはぎ」はいかが?

甘さもアレンジも思いのまま!お彼岸や普段のおやつに「手作りおはぎ」はいかが?

秋のお彼岸にお供えする和菓子「おはぎ」。毎年この時期になると、家族みんなで手作りするという家庭も多いのでは?あんこ(小豆)でお餅(もち米)を包んだおはぎは、小豆のやさしい甘さと風味がホッとするおいしさ。お彼岸だけでなく、普段のおやつにもぴったりです。意外と簡単に作れてアレンジも豊富なので、手作りで楽しんでみませんか?

お彼岸におはぎを手作りしませんか?

お彼岸は春と秋の2回あって、春は「春分の日」、秋は「秋分の日」を中日として前後3日間、合わせて7日間ずつがお彼岸の期間です。2021年の秋のお彼岸は9/20(月)~9/26(日)となります。

お彼岸にお供えするものといえば、春は「ぼた餅」、秋は「おはぎ」が定番。これは呼び方が違うだけで、どちらも同じものです。

春にお供えするのは春の花である牡丹(ぼたん)にちなんで「ぼた餅」、秋のお彼岸は、秋の花である萩にちなんで「おはぎ」と呼ばれているのだとか。

おはぎの基本的な作り方は、もち米を炊き、米粒が残る程度について丸めたものに、あんこをまぶせば出来上がりです。

@sorairo.0507さんのおはぎはあんこも手作りで、「自家製あんこは甘すぎなくて大好きです」とのこと。

あんこを手作りするのは時間が掛かりますが、好みで甘さを調整できるのが魅力。それでいて小豆の風味が生きたおいしさは格別ですよ。

@sorairo.0507さんは、あんこを大量に作って冷凍保存しているそう。どうぜならたくさん作って、長く楽しみたいですね。

手作りおはぎのアレンジを楽しもう

おはぎは、あんこ以外のバリエーションも豊富。おうちで自家製おはぎを楽しんでいるみなさんのアレンジをご紹介します。

きなこと胡麻

きなこと胡麻もおはぎの定番。やさしい甘さのきなこと香ばしい味わいの胡麻は、いくら食べても飽きないおいしさです。

@33uskさんは、もち米を炊いてついたものに、きなこと胡麻をたっぷりとまぶして。見るからにモチモチと柔らかそうで、写真からもそのおいしさが伝わってくるようです。

あおさ

あんこ、きなこ、そして鮮やかな緑色のおはぎ。緑色の正体は「あおさ」なんです。

あおさは香りが上品で、やわらかい食感が魅力。@rin0829さんが「フレーク状でモフモフになるよ」と言うように、おはぎにまぶすとまるでマリモのようなキュートな見た目に。

緑色のおはぎは珍しい気がしますが、西日本の一部のエリアでは、おはぎといえば「あんこ、きなこ、青のり」が定番なのだとか。

青のりの方があおさよりも香りが強め。お好みの方で作ってみてはいかがでしょうか。

ずんだとクルミ

きれいに並んだ3色のおはぎ。右端は粒あんで、ずんだ、クルミと続きます。ずんだあんとクルミあんは、@yoko_frさんがすり鉢で丁寧にすり潰して作っています。

ずんだあん:茹でた枝豆を密閉袋に入れてから叩いて潰し、その後、すり鉢ですり潰しました。砂糖と少しの塩、硬さの調整にお湯をちょっと足して。

クルミあん:空焼きしたクルミを潰してから、すり鉢ですり潰して。砂糖と少しの塩、練りごま、硬さの調整にお湯をちょっと足して。

粒あん: 大納言小豆を同量の砂糖で煮て、作り置きしていたもので。

それぞれ小さく丸めて、餡で包んだら出来上がり。一口サイズのおはぎはかわいくて、食べるのがもったいないほど。

3つの味の違いを楽しみながら、ゆっくりと味わいたいですね。

デーツ餡

お砂糖を使わずにあんこを作りたいという方は、“デーツ餡”に挑戦してみては?

デーツは、濃厚でコクのある甘さが特徴のフルーツ。食物繊維が豊富で、鉄分やマグネシウム、カリウムなどのミネラル分なども含まれていて栄養満点です。

@pumehana0803さんは、そんなデーツをお砂糖の代わりに使用してあんこを手作り。しっかり甘くておいしいのに、罪悪感ゼロなのがうれしいですね。

また、きな粉には少しの甜菜糖と自然塩を合わせいるそう。

甘いものには塩っぽいものが欲しくなる……ということで用意したお味噌汁とも相性抜群だそうですよ。

白あんをベースに

うつわに丸く並べられた色とりどりのおはぎ。@shiori07270727さんの「カラフルおはぎ」は、とってもおしゃれで見惚れてしまいますよね。

白あんベースに、抹茶、クルミ、黒ゴマ、栗、カシス、ほうじ茶をそれぞれ合わせて作っているのだとか。

眺めても食べてもうっとりできる一品です。

あんこを中に忍ばせて

おはぎのあんこはお餅にまぶすことが多いですが、@salon_de_mikoさんのようにお餅の中に入れても。まわりにきなこをまぶせば、あんことの絶妙なハーモニーにうなること請け合いです。

また、あんこを煮るときはお砂糖の代わりにパルスイートの甘味料にしたり、おはぎのごはんは一部を玄米に変更したりとダイエットを意識。手作りだからこそ、自分に合ったアレンジで楽しみたいですね。

生クリーム用の搾り袋を使って

お盆とお彼岸には必ず餅米を炊いて小豆を煮て、おはぎを作るという@takakopenseeさん。あんこはこしあん派で、毎回、漉し器を使って濾しているそう。

この日は、小豆がいつもより少し緩かったため、生クリーム用の搾り袋で絞ってみたところ、写真のような美しい仕上がりに!

これには息子さんから「芸術的」という嬉しい言葉をもらったそう。シンプルなおはぎも絞り袋を使うことで、グッと華やかになりますね。