パンに塗るだけじゃもったいない!お菓子にも料理にも、ジャムのおいしい活用術

パンに塗るだけじゃもったいない!お菓子にも料理にも、ジャムのおいしい活用術

フルーツや野菜など素材のおいしさがぎゅっと詰まったジャム。冷蔵庫に常備しているけど、パンに塗る以外になかなか活用できなくて余らせているという方も多いのでは?そこで今回はいろいろな食卓のシーンで活用できる、ジャムのおいしい楽しみ方をご紹介します。クッキーやケーキ、酢豚などお菓子から料理まで気になるアレンジがいっぱいです。

作ってみたい!ジャムのアレンジレシピ

冷凍パイシートでアレンジ

冷凍パイシートにカシスジャムとクリームチーズをのせて、こんがりと。

「生地だけを最初に焼き、焼き時間の中間で一旦取り出して中央にくぼみを作り、ジャムとクリームチーズをのせて残りの時間分焼きます。最初から一緒に焼くと、ジャムが柔らかくなり過ぎて周りからあふれて出てくることがあるので、途中でジャムをのせています」と@natsume.ik_fjさん。

冷凍パイシートは常温で解凍すると水滴などが生地に含まれてしまうので、なるべく冷蔵庫で自然解凍がおすすめだそう。焼きたてサクサクのジャムパイ、朝食やおやつに!

ハッロングロットル

このハッロングロットルは
ハッロン=ラズベリー
グロットル=洞窟
を意味するスウェーデンのクッキーで、サクッ、ホロッと軽い食感に甘酸っぱいジャムのコンビネーションがたまりません。

クッキー生地にラズベリージャムを詰めて焼き上げたスウェーデンのお菓子、ハッロングロットル。

「見た目がかわいくておいしいのはもちろん、生地は袋に全て入れてこねるだけ、型も不要。とても簡単なので、お子様と一緒に遊び感覚で作ることができます。また本来はラズベリージャムを使用しますが、どのジャムでも作れるので、お好みでいろいろな味が楽しめます」

とっても簡単でおいしいので少しでも多くの方に知って作って欲しい、海外旅行に出かけられない今だからこそ、自宅で気軽に異国のスイーツで楽しめたらという思いで考案された@peneron_sweさんのレシピ、思い立ったらすぐに作れる手軽さも大きな魅力です。

卵、バター不使用!いちごジャムマフィン

@macaronyuuさんは、いちごジャムを活用して卵・バター不使用のマフィンに。

「粉をふるいにかけたり手で混ぜたりしなくてもできるので、とても気軽に作れます。開封したジャムを使いきれず残ってしまっている時にも便利です。また型がない時にはホーローバットにクッキングシートを敷いて焼き、できあがってからカットしてもよいです」

ジャムの種類や量はお好みで。小麦粉の代わりに米粉でも作れるそうです。

材料(5cm×深さ3.5cmの型 10個分)

・小麦粉……200g
・豆乳……120g
・油……大さじ4
・甜菜糖……大さじ3
・ベーキングパウダー……小さじ2
・ジャム……適量
※油は菜種油や太白胡麻油、米油、サラダ油など匂いのないもので。お砂糖もなんでも。

作り方

1. 豆乳、油、砂糖をボウルに入れて、泡立て器でくるくる混ぜる。

2. ふるいにかけた小麦粉、ベーキングパウダーを入れて、泡立て器やゴムベラで混ぜる。

3. 油を塗ったマフィン型にカップを入れる。生地を半分流し入れてジャムをのせ、残りの生地を入れる。

4. 180℃に予熱したオーブンで25〜30分焼く。焼き上がったらオーブンから出して、冷めたら完成。

レシピ出典:Instagram(@macaronyuu)

ブランデー風味のいちごジャムケーキ

ちょっと大人の味わいな、@harusoukiさんのジャムケーキ。

いちごジャムたっぷりの生地に、ブランデーを少しプラスしてオーブンへ。
仕上げにかけたホワイトチョコレートが、おいしさを引き立てます。

柑橘香る 牛しぐれ煮

余っていたみかんジャムを使って、牛肉のしぐれ煮作り。

「ジャムはみかんでも柚子でもOKで、たっぷりの生姜と柑橘の香りでさわやかに仕上がります。調味料を混ぜて好みの味に調えてから、お肉を入れて煮るのがおいしさのポイント! 仕上げに分量外のジャムを少しだけ加えると、柑橘の香りが残りやすいです」

香りまでおいしい@mino.edoさんの牛しぐれ煮、ごはんのおかわりが止まりません。

材料(作りやすい量)

・牛肉スライス切落とし……300g
・椎茸……1パック(5個)
・生姜……1かけ

【A】
・醤油……大さじ4
・酒……大さじ4
・砂糖……大さじ2
・みかんジャム……大さじ2 (ない場合:砂糖大さじ4)
・みりん……大さじ2
・ゆず、ごま……お好みで

1. 椎茸と生姜をスライスする。

2. 鍋にAを入れて火にかけ、1を加える。

3. 牛肉を2cm幅に切り、煮立っている2の鍋に加えて、ほぐしながら火を入れる。

4. 汁気がなくなるまでグツグツ煮る。
※みかんジャムがある場合は、火を止めてから小さじ1(分量外)加えると柑橘系の香りが残ります。

5. ごはんにのせて、ゆず、ごまをかけて完成!

レシピ出典:Instagram(@mino.edo)

ジャムが隠し味の本格酢豚

中華料理の定番、酢豚をジャムの自然な甘さと果実味でさらにおいしく。

@pokapokakoharuさんに教えていただいた、作り方のポイントはこちら。

・砂糖の半量をジャムに変えると、フルーティーに仕上がり本格的な味わいに。
 →イチゴやマンゴーなど、甘味があるものがおすすめ。

・乾椎茸のだし+オイスターソースの代わりに、鶏ガラスープで代用可能。
 →乾椎茸を使う場合は冷蔵庫でゆっくり戻すと、うま味たっぷりの出汁になります。

甘酢あんの隠し味にジャムを加えることで、お店のような味に。

炊飯器で豚肩ロースのマーマレード煮

トンテキ用の豚肩ロースにマーマレードをあわせて、炊飯器でさわやか柔らかな煮豚風の一品に。

「炊飯器調理モード80分にしましたが、通常の炊飯モードでできると思います。今回は前日に作ったので、中までしっかりしみておいしかったです」と@se_ra1031さん。

ジャムを活用した絶品おかず、スイッチを押すだけでできちゃうのはうれしいですね。

材料

・豚肩ロース……3枚(1枚200g弱)
・水……400ml
・醤油……50ml
・酒……50ml
・三温糖……小さじ1
・マーマレードジャム……1個(140〜150g)
・にんにくチューブ……2〜3cm

作り方

1. 豚肩ロースの筋切りをし、フライパンに少量の油をひいて、強火で両面焼く。

2. 炊飯器に全ての材料を入れてスイッチオン(炊飯器の調理モード80分にしました)。

3. 炊き上がったら、汁だけフライパンに移して煮詰める。

4. 肉を器に盛り、煮詰めたタレをかける。

レシピ出典:Instagram(@se_ra1031)

最後のひとさじまでおいしく

素材本来の自然なおいしさが楽しめるジャムは、今回ご紹介したようにお菓子にも料理にもいろいろなシーンで使い勝手抜群!

パンやヨーグルトのお供としてはもちろん、焼き菓子を作ったり、煮込み料理に使ったり、最後のひとさじまでおいしく活用してみてください。

配信元

おうちごはん
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食卓アレンジメディア「おうちごはん」は、おうちでごはんを楽しむ方に向けて毎日の食卓が楽しくなるようなアイデアや情報を発信しています。 いつもの「いただきます」を楽しく、ちょっとの工夫でおいしい食卓を。 生活の中にある笑顔を増やし、食卓シーンを彩り豊かにしていきたいと思っています。
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