しいたけのおいしい焼き方
それでは、しいたけの焼き方を調理器具別に紹介していきます。いずれの調理法でも傘の表面を下向きにしたまま焼き、傘から出てくる汁を落とさないことがポイントです。
なお、できあがった焼きしいたけは、塩やしょうゆ、バター、ポン酢など、お好みの調味料と合わせて召し上がってくださいね。
フライパンまたはホットプレートを使う場合
まずはどのご家庭にでもある、フライパンを使った焼き方を紹介します。ホットプレートを使う場合も同様のやり方で焼けますので、こちらの内容を参考にしてくださいね。
手順
1. 汚れをふき取ったしいたけの石づきを切り落とし、傘と軸に切り分ける
2. フライパンにサラダ油を引き、傘の表面が下向きになるようにしいたけを並べてフタをする。このとき、切り分けた軸も一緒に並べておく
3. 中火で6分~7分ほど蒸し焼きにする
4. 焼きあがったら傘の内側と軸に、塩またはしょうゆをかける
フタを開けてしいたけの様子を確認し、傘の内側に写真のような汁が出てきていたら焼けた合図です。
5. 汁がこぼれないように皿に移したら、できあがり
焼き網を使う場合
焼き網で焼いてもおいしく仕上がります。バーベキューをするときも同じやり方で焼いてみてください。
手順
1. 汚れをふき取ったしいたけの石づきを切り落とし、傘と軸に切り分ける
2. コンロにセットした焼き網の上に、傘の表面が下向きになるようにしいたけを並べる。すき間に軸も並べ、中火にかける
3. 軸をときどきひっくり返しながら焼く。しいたけの傘は上下を返さずに焼き、傘の内側に汁が出てくるまで加熱する
4. 汁がこぼれないように皿に移したらできあがり
オーブントースターを使う場合
別の料理でコンロが埋まっているときなどは、オーブントースターを活用して焼きましょう。
手順
1. 汚れをふき取ったしいたけの石づきを切り落とし、傘と軸に切り分ける。軸は薄くスライスしておく
軸は傘に比べて硬いので、しっかりと火を通すためにもスライスして焼くのがおすすめです。
2. オーブントースターの受け皿にアルミホイルを敷く。その上に傘の表面が下向きになるようにしいたけを並べる。スライスした軸も一緒に並べる
しいたけから出た汁が網からこぼれ落ちると、発火の原因になりかねません。網の上で直接焼くのではなく、かならず受け皿を使ってくださいね。
3. 800Wのオーブンで6分ほど焼く
お使いのオーブントースターによって加熱時間は前後します。傘の内側に汁が出てきたら焼き上がりの合図ですので、ときどき確認するようにしましょう。
4. 傘の内側の汁がこぼれないように皿に移したら、できあがり
魚焼きグリルを使う場合
魚焼きグリルを使えば、直火でおいしい焼きしいたけが作れますよ。
手順
1. 汚れをふき取ったしいたけの石づきを切り落とし、傘と軸に切り分ける
2. 網の上に、傘の表面が下向きになるようにしいたけを並べる。軸は網から落ちないよう、アルミホイルを敷いて並べる
3. 中火で5~6分ほど焼き、傘の内側から汁が出てきていることが確認できたら火を止める
4. 傘の内側の汁がこぼれないように皿に移したら、できあがり。
焼きしいたけを食べ比べ!使用する調理器具で味や食感は変わる?
ここまで、フライパン・焼き網・オーブントースター・魚焼きグリルを使ったしいたけの焼き方を紹介してきましたが、使用する調理器具によって焼き上がりに違いはあるのでしょうか?実際に比べてみたいと思います。
それぞれの調理器具で焼いたしいたけを並べてみました。
フライパンや焼き網で焼いたしいたけより、魚焼きグリルで焼いたしいたけの方がややこんがりと仕上がり、オーブントースターで焼いたしいたけに最も焼き色が付きました。
今回オーブントースターを用いたしいたけの焼き色が目立ったのは、筆者の使っているオーブントースターが1200Wとパワーが強かったことが原因だと考えられます。焼き目が濃くなりすぎるのを防ぎたい場合は、加熱の途中でアルミホイルをかぶせるとよいでしょう。
実際に食べ比べてみると、どの調理法でも仕上がりに大きな違いはなく、しいたけの旨みをしっかりと味わえます。
微妙な差ではありましたが、フライパンで焼いたしいたけは、蒸し焼きにする分やわらかくてジューシーに仕上がっている印象です。オーブントースターも比較的ふっくらとした焼き上がりで、反対に直火で焼く焼き網・魚焼きグリルは香ばしさが感じられました。
個人的に1番おいしいと感じたのは、香ばしさが口に広がる「焼き網」を使った焼きしいたけです。これは好みによるところが大きいので、いろいろな調理器具で試してみて、自分や家族にとってベストな焼き方を見つけるのがよさそうですよ。
ただ、オーブントースターや魚焼きグリルは、せっかく出てきたしいたけの汁(旨み)が受け皿・網の下にこぼれやすかったり、目を離す時間が長いぶん焦げやすかったりする難しさがありました。これらの調理器具を使う場合は、まずは短めの時間で加熱し、様子を見ながら焼き時間を追加するようにしてみてください。
配信: トクバイニュース