初心者におすすめのラテアートデザインと作り方のコツ
初めてラテアートに挑戦する時は、シンプルなデザインから始めるのがおすすめ。ここでは、初心者におすすめのラテアートデザインと、作り方のコツを紹介します。
シンプルでかわいい【ハート】
ハートは、初心者でも簡単に作りやすい、シンプルなラテアートデザイン。まず、円を作るようにスチームミルクを注ぎます。ピッチャーの注ぎ口を手前から奥に動かし、円の中心を縦に切るようにミルクを注いだら、ハートの完成です。
【コツ】
よりきれいなハートを作りたい場合は、注ぎ口に意識を向けることが大切です。最初は、傾けたカップにミルクを沈み込ませるように注ぎます。ハート模様を描く時は、注ぎ口をなるべくカップに近づけましょう。注ぎ口の距離が遠いと、白い模様が表面に出てきません。
ハートのサイズは、ミルクを入れるスピードで決まります。小さなハートにするならゆっくりと、大きなハートにするなら勢いよく注いでくださいね。仕上げの段階に入ったら、傾けていたカップを水平にします。この時、きれいなハートにするため、注ぎ口を真ん中に入れ込むのがコツです。
【動画】
細かい模様が美しい【リーフ】
ハートが上手に作れるようになったら、少し難易度を上げてリーフに挑戦しましょう。ピッチャーの先端を左右に動かしながらミルクを注ぐのがポイントです。仕上げに、中央部分を切るようにミルクを注いだら、リーフ形の出来上がり。
【コツ】
カップの1/3までは、高い位置から中央部分に向かってミルクを注ぎます。1/3以降は、少しずつ注ぎ口を近づけましょう。白い泡の模様が浮かんだら、ピッチャーを左右に揺らしながらミルクを注ぎます。
ピッチャーの揺らし方を一定にすると、左右の均一が取れたリーフ形になります。白い泡が内側に巻き込むような形になったタイミングで注ぎ口を押し込み、左右に揺らして手前方向に移動させてください。
カップの縁までミルクを注いだ後は、揺らすのを止めます。注ぎ口を少し高い位置に持って行き、奥に向かって中央部分を切るようにミルクを注ぐと、きれいなリーフ形の完成です。
【動画】
ラテアートが簡単に作れるステンシルシート
本格的なラテアートを簡単に作るなら、ステンシルシートを使うのも1つの方法。ここでは、ステンシルシートの概要や、簡単な作り方・使い方を紹介します。
ステンシルシートとは
ステンシルとは、型紙を使ってデザインを転写する作業のこと。ステンシルシートは、ステンシル用の型紙を表す言葉です。
ステンシルの技法を応用し、文字や模様を切り抜いた型紙の上からココアパウダーを振りかけると、コーヒーにデザインを転写できます。ハートや星、アルファベットなど、好みのデザインでラテアートを楽しみましょう。
ステンシルシートの作り方
必要なものと作り方をチェックして、ステンシルシート作りに挑戦しましょう。身近なものを使って、簡単に手作りできますよ。
【必要なもの】
- ・クリアファイル
- ・コピー用紙
- ・はさみ
- ・カッター
- ・ホチキス
【作り方】
- カップに収まるサイズのデザインをコピー用紙に印刷する。(印刷ではなく手書きでも可能)
- クリアファイルに1のコピー用紙を挟み、カッターでデザインを切り抜く。(紙をファイルに挟んだ後に、ホチキスで留めて固定すると切り抜きやすい)
- デザインを切り抜いたら、カップよりも大きめにクリアファイルをカットする。
- 洗剤を使ってきれいに洗い、乾燥させたらステンシルシートの完成。
ステンシルシートの使い方
ステンシルシートが出来上がったら、ラテアート作りに進みます。特別なテクニックがなくても、簡単に作れますよ。
【必要なもの】
- ・エスプレッソコーヒー(もしくはインスタントコーヒー)
- ・牛乳
- ・ココアパウダー
【作り方】
- エスプレッソコーヒーを抽出する。(濃いめのインスタントコーヒーで代用可能)
- 牛乳を60~70度くらいに温め、ピッチャーに移す。
- ミルクフォーマーをピッチャーに入れ込み、泡を作る。
- 泡を残しながら、3を1に注ぐ。
- カップの8割ほどまで注いだら、スプーンを使って表面にミルクの泡を乗せる。
- カップの上にステンシルシートを乗せ、製菓用の粉ふるいでココアパウダーを振りかけたら完成。
配信: くらしマグネット