●乾燥肌や美肌に良い水菜の美容効果

シャキシャキした食感と、色合いから淡色野菜と思われがちの水菜ですが、実は緑黄色野菜で栄養分が豊富に含まれているのです。まずβカロテンは皮膚の粘膜を保護し、乾燥肌や肌荒れを防いでくれます。ビタミンCはコラーゲンの生成に関わっているため、美白を保つ効果があるそうです。さらに水菜には鉄分や葉酸も含まれているため、貧血の改善や、顔の青白さを改善することも期待できるとか。

美容にも効果があるおいしい水菜。お鍋やサラダだけではもったいないので、鍋以外の水菜の食べ方も紹介します。

●水菜の肉巻き

お弁当にも使える水菜をお肉に巻いて焼くだけの簡単レシピ。材料（2人分）は、豚肉スライス（100g）、水菜（1/2束）、塩・コショウ（各少々）、ポン酢（適量）。水菜を半分に切り、豚肉スライスを広げて3〜4枚を少しずつずらしながら重ねます。豚肉の上に水菜をのせて、水菜を包むように巻いたら塩こしょうを振る。巻き終わりの部分を下にして、フライパンで焼きます。途中で回転させて、まんべんなく焼き色がついたら、ひと口大の大きさに切ってお皿にのせ、仕上げにポン酢をかければできあがり。

●モリモリ食べられる水菜の和え物

おつまみやご飯のおともに活躍する水菜の和え物です。材料は、水菜（1束）、すりゴマ（大さじ2～3）、鰹節（５ｇ）、刻み海苔（大さじ1）、オリーブオイル（大さじ2）、醤油（大さじ1）。水菜を洗い水気を切って2〜3cm幅に切っておきます。ボウルに水菜とすりゴマを入れ、よく絡ませる。器に盛って鰹節、刻み海苔をのせ、オリーブオイル、醤油の順に回しかけたら完成。食べるときはよく混ぜて食べましょう。ご飯にのせて混ぜるのもおいしいですよ。

おいしく食べられて、肌も美しくなれる水菜。旬の時期は栄養素がより豊富に含まれているので、この時期にいっぱい食べておきたいですね。
（文・姉崎マリオ／考務店）