●ツボの位置がわからなくても大丈夫!
ペットボトル温灸とは、ホット専用のペットボトルに80℃くらいのお湯を入れて、ツボを押す温灸のこと。「結局ツボの位置がわからないとできないんじゃないの?」と思った人もいるかもしれないが、ペットボトル温灸はツボの正しい位置がわからなくても大丈夫。ペットボトルで行う分、市販品のお灸よりも温められる面積が大きくなるため、ペットボトルを体に押し当てて「気持ちいい」と感じた場所を3~5回繰り返し押すだけでOKなのだ。
●簡単なのに効果はお灸と同じ
さて、ペットボトル温灸の気になる効果は…。実は、通常のお灸と同等の効果が得られるといわれている。冷え性や肩こり、腰痛、不眠、足のむくみ、目の疲れなど、体のさまざまな不調を緩和する効果が期待できるので、試してみる価値は十分にあるのではないだろうか。実際にペットボトル温灸をしている人の声は…
「少し疲れた。だるいなどと体調がすぐれないとき、ペットボトル温灸という治療法が非常に効果がありますわ」、「うおお…寝て起きても疲労困憊だったので疲労回復のペットボトル温灸やったらダルダルのグデグデだったのがシャンとした!」など、効果を実感している人が多そう。
●寝るときもぽかぽか
ペットボトル温灸は、お灸のように火を使うことがないので布団のなかでも行うことができる。寝ながら足や腰など気になる部位を温めると気持ちよく眠ることができそう。ただし、湯たんぽではないので、皮膚にあてたままにしないように注意が必要。
先日は関東でも雪が降り、寒さがより一層厳しくなっている。体の冷えは体調を崩してしまう要因にもなりかねないので、ボトル温灸のような簡単にできる方法で体をぽかぽかに温めて、健康的な体作りを心がけよう!
(文・奈古善晴/考務店)
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