生食に向いているなすの選び方
なすを生でおいしく食べるためには、新鮮ななすを使う、もしくはアクの少ない品種のなすを選ぶことが大切です。
新鮮ななすを使う

生のなすを食べる場合、食中毒などを防ぐためにも傷んだなすの使用は避けましょう。新鮮ななすを見分けるポイントは以下の通りです。
- 皮に光沢があり、みずみずしい
- 表面にハリがあり、傷や色ムラがない
- ヘタの切り口がしおれていない
- ヘタにトゲがある場合、トゲがとがっている
アクの少ない「水なす」を使う

なすにはさまざまな品種がありますが、中でも「水なす」と呼ばれる品種は生で食べるのにうってつけです。水分をとても多く含み、皮も実もとてもやわらかく育ちます。また、えぐみがほとんどないうえに甘みが強いため、アク抜きをする必要がありません。
水なすは日本各地で栽培されていますが、特に大阪府の泉州地域で作られる「泉州水なす」が有名です。生のなすを食べたいと思ったら、水なすを使えば間違いないでしょう。
おもに関西地方では、旬である5月~8月ごろになるとスーパーでよく見かけるようになります。インターネットでも取り寄せることができるので、近くで水なすを見たことがないという方もぜひチェックしてみてくださいね。
※参考:JA大阪泉州「泉州水なす」
生のなすを使ったおすすめの料理
生のなすの楽しみ方にはさまざまなバリエーションがあります。そこで今回は、代表的な食べ方を3つ紹介します。
サラダや漬物

アク抜きをしたなすは、加熱しなくてもサラダや漬物としておいしくいただけます。水なす以外のなすは忘れずにアク抜きを行ってから調理し、サッパリとした味わいを楽しみましょう。
水なすは、生のまま割いて食べるのがおすすめ
水なすはアクがとても少ないので、アク抜きなしで生食できます。水なすのおすすめの食べ方は手で割いて調味料で味付けするというもの。
水で洗った水なすはヘタを切り落とし、頭に6~8等分になるよう切り込みを入れます。切り込みから縦方向に手で割いて、そのまま醤油やポン酢をかけていただきましょう。好みで薬味も添えてくださいね。
山形県の郷土料理「だし」

山形県には「だし」という郷土料理があります。
「だし」とは生の野菜をみじん切りにし、アク抜きをしてから醤油やめんつゆ、出汁醤油で和えたもの。主な食材はきゅうりやなすで、好みによって青じそやオクラを加えることもあります。ご飯や冷や奴にのせたり、麺類のつけつゆに入れたりするのが基本の食べ方です。
※参照:農林水産省「だし 山形県」
配信: トクバイニュース