なめこは洗わなきゃダメ!調理で気を付けるべきポイントを管理栄養士が解説

なめこは洗わなきゃダメ!調理で気を付けるべきポイントを管理栄養士が解説

なめこには食物繊維が豊富に含まれている

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冒頭でもお伝えしたとおり、なめこには水溶性食物繊維が含まれており、ぬめり成分の元にもなっています。また、その他のきのこ類と同様に不溶性食物繊維も含まれ、なめこのコリコリとした食感は不溶性食物繊維によるものです。

食卓によく並ぶしいたけ、えのきたけ、ぶなしめじの食物繊維量と比較してみると、次のような違いが見られます。

<きのこ類に含まれる食物繊維量(100gあたり)>

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出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

不溶性食物繊維の量は他のきのこ類の方が多いですが、なめこには水溶性と不溶性、両方の食物繊維がバランスよく含まれていることがわかります。

水溶性食物繊維は食後の血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールの排出を助けたりするほか、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。もう一方の不溶性食物繊維は、腸内で水分を吸収して便の量を増やすことで、便秘改善に役立ちます。そのため、血糖値やコレステロール値が気になる方、便秘などの悩みがある方は積極的に摂るべき食材といえるでしょう。

そのほか、なめこにはコンドロイチンと呼ばれる軟骨の主成分や、水溶性ビタミンの一種であるナイアシンなども含まれています。

なめこを生で食べるのはNG!

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ほかのきのこ類同様、なめこも生で食べるのはNGです。特になめこは水分が多いため傷みやすく、袋の中で菌が繁殖しやすいので食中毒を起こす可能性があります。

味噌汁などのように直接火にかける料理は心配ありませんが、和え物などに使う場合もさっと茹でてから使うようにしましょう。

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