●突然始まるママ友からの無視
バス停でよく会うことから、意気投合した5人のママ友グループの一人であるAさん。リーダー格のBさんとは家も近いことから、親子ともに仲良しだと思っていたそうです。しかし、夏休み明けにバス停に行くとなぜか無視され、視線も合わせないのだとか。そうした親のいざこざに巻き込まれ、子ども同士も遊ばなくなってしまいました。後からAさんが他のママ友から無視された理由を聞いたところ、「せっかくランチに誘ったのに参加しなかった」、「自慢のファッションアイテムに気づかない」 など些細なことだったそう…。
●ママ友全員にメールで悪口を拡散!
「見た目が気に食わない」、「自分の気持ちを理解してくれない」など、子どものケンカのような理由でボスママに目をつけられたというCさん。しかも、そのボスママはグループに属する他のママ友全員にCさんの悪口をメールで拡散していたそう。人付き合いに関してドライだったCさんですが、さすがにいい気持ちはしなかったそうです。
●ママ友問題は園内だけではない!
幼稚園や保育園のなかだけで起きているように思いますが、実はマンションやアパートなど集合住宅でのママ友問題も増えているのだとか。かつてに比べれば人付き合いが少なくなったといわれますが、マンション敷地内に公園があったり、気軽に互いの家を行き来できたりと、互いの生活空間が近づきやすい日本の住環境は、むしろ息苦しさ増長の原因に。親密になりすぎて、相手の家計や家の様子が見えた時にジェラシーが…との声も多く聞こえてきます。
子どもが主役、と言いつつも、それもママ友同士の仲が良ければこそ。特に集合住宅の場合は、ママ友と近住になりがち。日本の住環境では、意識的に距離感をとることが大切なのかもしれません。(文・明日陽樹/考務店)
※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。