発酵食品のひとつ「昆布酵母」ってどんなもの?
【「昆布酵母」ってなに?】
「昆布酵母」は、水に昆布を浸けた状態で約2週間寝かせることで作られ、もともと昆布に付着していた乳酸菌や酵母が発酵して微生物が増えていくと言われています。このようにして作られた昆布酵母には、これらの効果が期待できます。
◎腸内環境を整える
昆布を発酵させることで「善玉菌」の数が増えるとされています。もともと昆布に含まれる「水溶性食物繊維」もたっぷり摂れますので、ダブルの力で腸内環境を整えてくれるのだとか。
◎美肌効果
美肌に欠かせない「アミノ酸」や「ビタミン類」「ミネラル類」が豊富に含まれていると言われています。
早速作ってみよう!「昆布酵母」の作り方と使い方
【「昆布酵母」の作り方】
<材料>
・スクリュー蓋付きのガラス瓶
・昆布 20g
・水 900ml
<作り方>
(1)まずはガラス瓶と蓋を煮沸消毒する。蓋は3分、瓶は10分煮沸したのち、自然乾燥しておく。
(2)煮沸消毒したガラス瓶に昆布を入れ、水を注ぐ。
※昆布が水面に出ていると、空気に触れてカビなどが繁殖する原因になる為、瓶の口ギリギリまで水を足しましょう。
(3)雑菌の繁殖を防ぐため、蓋はしっかりと閉める。
(4)冷蔵庫に10日〜2週間程入れておく。
※カビの繁殖を防ぐため、1日1回は瓶を上下にひっくり返しましょう。
【注意点】
■水は継ぎ足さないようにしてください。
■雑菌の繁殖を防ぐため、発酵途中で蓋を開けないようにしてください。
■冷蔵庫に保存し、約1ヶ月を目安に使い切ってください。
【「昆布酵母」の使い方】
昆布酵母は出汁や調味料として使えますので、お味噌汁やスープ、煮物、うどんのつゆ、カレー、シチューなど、様々な料理に利用できます。
昆布酵母を作っておくことで、出汁をとる手間も省けて時短にもなりますよ。ぜひ活用してみてください!