辛いししとうを見分けるポイント
比較的辛いししとうには、以下のような特徴がみられる傾向があります。
・皮にツヤがなく、シワが少ない
・まっすぐな形ではなく、よじれている
・緑色が濃い
・先がとがっている
しかし、辛いししとうを見た目から判断するのは非常に難しいとされています。そのため上記の特徴に当てはまるものがすべて辛いししとうであるとはいえませんが、購入する際には念のため確認してみるとよいでしょう。
※参照:JA高知県「ししとう」
辛さの少ない品種を選ぶのも手段のひとつ
ひと口に「ししとう」といっても、さまざまな品種が栽培されています。たとえば「伏見とうがらし」は辛みが少ないといわれています。伏見とうがらしは京都府伏見地区でおもに栽培されてきた京野菜のひとつで、細長い見た目から「ひもとう」と呼ばれることも。
また伏見とうがらしと同じく京野菜のひとつである「万願寺とうがらし」も甘みがあるししとうとして知られています。大きめのサイズで、肉厚でやわらかい食感が特徴です。
ただしこれらもししとうの仲間であるため、まれに辛いものが紛れていることもあります。上記に紹介した見分け方とあわせて、ししとうを選ぶときの目安にしてみてくださいね。
※参照:JA京都「京の産品図鑑 伏見とうがらし」,JAグループ京都「京のブランド産品 伏見とうがらし」,霜村 春菜,2018年「改訂10版 野菜と果物の品目ガイド」農経新聞社
ししとうの辛さを抑える食べ方のコツ
ししとうを食べて「辛い」と思ったときは、以下のような工夫をしてみると食べやすくなるかもしれません。
乳製品を添える
乳製品に含まれる「カゼイン」というたんぱく質にはカプサイシンを包み込み、辛さを感じにくくする効果が期待できます。辛いししとうに出会ったときは、牛乳やヨーグルト、チーズなど乳製品を添えて食べてみるとよいですね。
冷ましてから食べる
熱い料理ほど辛みを感じやすくなる傾向があります。アツアツの料理であれば、冷ましてから口にするようにしましょう。
※参照:農林水産省「カプサイシンに関する情報」,レファレンス協同データベース「赤とうがらしの辛みをへらす方法を知りたい」
辛いししとうを見分けるのは難しいけど、工夫次第で食べやすくなる!
ししとうの辛さの秘密は「栽培中にストレスがかかること」にあると考えられています。辛みの有無を見た目で判別するのはとても難しいですが、今回紹介した見分け方をひとつの目安にしてみてくださいね。また辛いししとうに出会ったときは、辛さを抑えやすくなる食べ方をぜひお役立てください。
配信: トクバイニュース
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