●妊娠中の夫の浮気防止策
「残念ながら、妻の妊娠中に浮気されてしまうケースは多いです。浮気癖がある人は別ですが、一時の気の迷いや妻にかまってもらえない寂しさ、セックスの制限からくる欲求不満など、様々なケースが挙げられます」(水野氏 以下同)
では、どうすれば浮気を防げるのか? 妻の心得5カ条を聞いた!
【妊娠中の妻の心得5カ条】
1.妊娠による喜びや不安は夫婦2人で共有する
妻は妊娠すると身体的な変化がありますが、夫には体の変化がないので父親になる自覚がなく気後れしてしまいます。そうならないためにも、一緒に赤ちゃんの成長を楽しんだり、育児について話し合ったりしましょう。
2.体調の変化は当たり前。夫に甘えすぎない
妊娠中は、つい家事をおろそかにしがち。毎日夫に外食をお願いする、家の中がいつも散らかっている…など、妻があまりにも家事を怠ってしまうと、夫は安らぐことができません。度が過ぎれば不愉快になるだけなので、甘えすぎるのは禁物です。
3.スキンシップを大切にする
女性は妊娠すると、どうしてもお腹の赤ちゃんが一番になってしまいます。夫が孤独を感じないように夫婦の会話を楽しみ、体調がよければスキンシップやセックスを楽しみましょう。
4.夫への愛情表現を忘れない
「妊娠できたのは夫のおかげ」という感謝の気持ちを忘れずに接しましょう。偉そうな態度や高飛車な態度は禁物。浮気されないためにも、いつも以上に夫を褒めて労い、自尊心を満たしてあげましょう。
5.里帰り出産は最小限にする
長期の里帰りは夫を孤独にし、気持ちを外に向けてしまうことになりかねません。父親としての自覚も持ちにくくなるので、なるべく早い段階から育児に参加してもらいましょう。
また、妊娠中のセックスについて、水野氏はこうアドバイスする。
「夫婦のコミュニケーション手段として、セックスはとても重要。特に夫は、妻がセックスしてくれないことで大切にされていないと思ってしまいます。夫の心が外に向かないように、セックスにも積極的になりたいものですが、妊娠中のセックスには抵抗があり、胎児に悪影響ではないかという心配もありますよね。恥ずかしがらずにかかりつけの産婦人科医に相談し、OKであれば夫婦で楽しむことが一番。もし“セックスNG”と言われても、挿入以外に楽しめる方法を夫婦で話し合いましょう。また、体調が悪いときは態度で示すのではなく、きちんと言葉にして伝えるべき。男性は察するのが苦手です。言葉で伝えなければわからない生き物なのです」
夫にも、授かった赤ちゃんと同じくらいの愛情を…。ママの「妊婦は偉い!」「何をしても許される!」というおこがましい態度こそが、夫を浮気へと走らせるのかもしれない。
(取材・文/吉富慶子)