毒親に育てられたつらい経験は乗り越えられるか?母と子の成長物語『こじらせ母娘の処方箋』

毒親に育てられたつらい経験は乗り越えられるか?母と子の成長物語『こじらせ母娘の処方箋』

自分が親にされてきたことは、大人になってもなかなか忘れられないもの。特に、育て方の中で嫌だったことは、自分も子どもにしてしまうのではないかと、不安になることがあるかもしれません。そんな毒親に育てられた経験を持つ主人公・由衣が、娘の萌絵への接し方に悩みながらもトラウマを乗り越える姿を描いた漫画『こじらせ母娘の処方箋』を、ダイジェスト版で紹介します。

©ママリ

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私の母は毒親だった…

30歳の専業主婦・由衣は、小さいころから母親に「どうせあんたにできるはずない」「失敗したら私が恥ずかしい」などと言われ続けていました。

そのせいか、娘の萌絵についても、積極的に発表会へ出させるなど不安を感じていました。さらに、萌絵自身もかなりの内気で弱気。体調不良なども重なり、幼稚園ではまだ一度も発表会に出たことがありません。

本人も出たがらないため、無理に発表会へ出そうとは思わない由衣でしたが、今回はクラスでおそろいのTシャツを作ると知り、萌絵は発表会に出たいと言い出します。娘の成長を応援したいと思うものの、由衣は過去のトラウマから「もし失敗したら…」と思うと素直に喜べないでいたのでした。

発表会に出たい娘。正直、私は…

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幼稚園の発表会で劇をやると知った由衣の母親は、由衣の小さいころの話を引き合いに。「萌絵が失敗したらかわいそう」「失敗して恥ずかしい思いをさせるなら欠席させた方がよい」などと、由衣のトラウマをえぐるような話をして帰って行きました。

由衣は子どものころ、運動会に出て頑張ったものの5位という結果に。「恥ずかしい」「どんなに頑張っても結局は結果がすべて」など、母親に言われた言葉を思い出していました。

当時、母親に萎縮していた自分を思い、あんな母親にならないと誓う由衣。しかし、幼稚園からの電話で発表会の主役の子が休むこと、萌絵が主役に抜てきされることを知らされます。

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