ハレの日ごはんからお弁当まで!簡単なのに華やかな「手綱寿司」の楽しみ方

ハレの日ごはんからお弁当まで!簡単なのに華やかな「手綱寿司」の楽しみ方

薄く切った具材を斜めに並べて巻いたお寿司「手綱(たづな)寿司」。色とりどりで美しく、ハレの日やおもてなしにもぴったりですよね。実は簡単に作れるので、お料理初心者の方や子どもと一緒に作るのにもおすすめなんです。そこで、手綱寿司を上手に作るコツやみんなのアレンジ術をご紹介。普段のごはんやお弁当で気軽に楽しんでみませんか?

手綱寿司とは?

「手綱寿司」は、その見た目が馬を引く手綱に見えることからこの名前がついたそうで、「手綱巻き」とも言います。

作り方は、ラップに海老、きゅうり、薄焼き卵などの具材を並べたら、その上に酢飯をおいて巻くだけ。

赤や緑、黄色など色とりどりの具材が美しく並んだ様子はとってもフォトジェニック。 

好きな具材でアレンジするのも楽しいので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

手綱寿司をきれいに作るコツ

手綱寿司を美しく仕上げるコツは、なんといっても彩り。

具材は海老の赤、サヨリの白銀色、きゅうりの緑、卵焼きの黄色など、4色ぐらいを意識するときれいにまとまります。

きゅうりはピーラーやスライサーで薄くして、卵は薄焼きになるように焼くのもポイント。薄焼き卵は片栗粉を加えると破れにくくなりますよ。

ラップに具材と酢飯をのせたら、落ち着かせるために少し時間をおいてからカットしましょう。そうすることで崩れ防止になります。

お弁当にもおすすめ!

手綱寿司はお弁当のメニューとしても大活躍! お弁当作りで悩みがちな彩りも手綱寿司なら一気に解決しちゃいます。

@umi6541さんは、カニカマ、薄焼き卵、きゅうりで手綱寿司に。お弁当に入れるなら生のお刺身は避けて、カニカマなど時間が経っても安心な食材を選びたいところですね。

お弁当箱を開けてこんなに華やかなごはんが詰めてあったら、子どもはもちろん大人も喜ぶこと間違いなしです。

具材でアレンジを楽しもう

鯛のお刺身で

プリプリとした歯ごたえと、淡泊ながら甘みと旨みが楽しめる鯛。白くて透き通るように美しいお刺身は、手綱寿司にもぴったりです。

@gourmet_ouchigohanさんのようにきゅうりと合わせれば、見た目も味も爽やかな一品に。わさびを少しつけると、味が締まるそうですよ。

鯛の代わりに生ハムで作ってもおいしいそうなので、そちらもぜひ試したいですね。

材料(作りやすい分量)

・鯛の刺身(または生ハム)……6切れ
・きゅうり……1本
・塩……少々
・酢飯……2合分(酢飯の作り方は後述)

作り方

1. きゅうりを3等分に切って縦に薄切りにし、塩をふって2~3分おき、しんなりしたらペーパータオルで水気を拭く。

2. まな板にラップを広げ、きゅうり4枚と鯛3枚を交互に1枚ずつ斜めに並べる。その上に酢飯1/4量を15cmほどの棒状になるようにのせて手前のラップをかぶせ、ラップの縁を引っ張りながらギュッと巻く。両端もギュッとおさえて形を整えたら、ラップの端をねじって両端を折り込む。これを4本作る。

3. 2をラップごと5cm幅に切り、ラップを外して器に盛って完成。

【酢飯】
1. 炊飯器に洗米した白米2合、昆布(5cm角)1枚、酒大さじ2を入れ、水を2合の目盛りより少し少なめに加えて30分ほどおき、固めに炊く。酢大さじ3、塩小さじ1弱を混ぜ合わせ、寿司酢を作っておく。

2. 水でぬらしておいた飯台に炊きたてのごはんを中央に少し高くして入れ、1の寿司酢を広がるように回しかける。一呼吸おいたら、切るように混ぜる。うちわなどであおぎながら上下を返し、つやがあり、粘りが出ない程度に手早く混ぜる。

3. 酢水にぬらした布巾で飯台の内側についた酢飯を取り、酢飯が乾燥しないように布巾をかける。粗熱が取れたら白いりごま大さじ1、柚子の皮(みじん切り)1/2個分を加え、さっくりと混ぜ、4等分に分ける。

レシピ出典:Instagram(@gourmet_ouchigohan)

光もののお魚で

サヨリやコハダ、サバのような光りもののお魚を使うのもおすすめ。特にコハダは、伝統的な手綱寿司の定番の具材です。

@rikarika_5963さんは、酢締めのコハダを使い、卵焼きやきゅうりなどで彩りを加えて。

酸が軽く効いたコハダに、卵の甘みやきゅうりの爽やかさが合わさって絶妙な味わい。お酒にもよく合いそうです。

サーモンで

お子さんが大好きなサーモンを手綱寿司に使うのもいいですね。美しいサーモンピンクが入ると、それだけでパッと華やぎます。

@akiyo0619さんのようにいくらをトッピングすれば、さらに華やかさがアップ!

サーモンとは対照的な色味のきゅうりを隣に配することで、見た目もおいしそうに仕上がりますよ。

うなぎのかば焼きで

お刺身の代わりにうなぎのかば焼きを使えば、濃厚な旨みが楽しめて食べ応えアップ!

@kumiko.sha219さんは、うなぎのかば焼きに、卵焼き、塩もみのきゅうり、大葉を合わせて。酢飯には白ごまを混ぜ込んでいます。

明るく爽やかな色合いも食欲をそそりますよね。暑い日に食べたらパワーをもらえそうです。

ローストビーフで

お肉好きならローストビーフを使った手綱寿司はいかが?

@shino3764さんは、ローストビーフに海老、卵焼き、きゅうりを合わせて。寿司飯には蓮根を細かくして混ぜ込んでいるのだとか。

具材それぞれのおいしさはもちろん、食感の違いも楽しめそうですね。手軽に作るなら、ローストビーフは市販のものを使っても!