おつまみや間食、料理の彩りなど、日々活躍してくれる枝豆。つい手が止まらなくなることもありますが、食べ過ぎによる影響はないのでしょうか?今回は枝豆の食べ過ぎによる影響や適切な量について、管理栄養士が解説します。
枝豆はどのくらい食べると食べ過ぎ?

枝豆はたまに食べ過ぎるくらいであれば心配ありませんが、極端な食べ過ぎが続くと身体にデメリットをもたらす可能性があります。
どのくらいが極端な食べ過ぎになるかをお伝えするのは難しいのですが、たとえば枝豆400g(さやつきの場合は800g・冷凍枝豆2袋分)は食べ過ぎと言えます。
なぜ枝豆400gが目安になるかというと、枝豆400gに含まれる食物繊維は18.4gで、成人の1日の食物繊維目標量をほぼ充足してしまう計算になるからです。ほかの野菜や果物、米などの主食からも食物繊維を摂ることを考えると、枝豆400gは食べ過ぎと言えます。
もちろん目安の量ですので、食生活の内容や体調によってはこれより少ない量でも影響が出る可能性があります。なるべく適量に近い範囲で枝豆を楽しむようにしましょう。
※参照:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」,厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
枝豆のカロリー・糖質

枝豆は野菜の中でもカロリーが高めです。ほかの野菜や芋類と100gあたりのカロリーと糖質の量を比較してみましょう。
いずれも可食部100gあたりの量を比較しています。
枝豆のカロリーは、きゅうりの約9.1倍、トマトの5.9倍、じゃがいもの2倍と高くなっています。また似た野菜であるそらまめよりも高カロリーです。
これらの野菜に比べ、カロリーに対する糖質の量は控えられているものの、食べ過ぎるとカロリーオーバーしてしまいます。
※参照:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
配信: トクバイニュース