香りの特性をいかしたつけ方
手首の内側にシュッとワンプッシュ。両手首をこすり合わせてから、首筋や耳の後ろにのばす。そんなシーンをドラマや映画で見たことはありませんか? 実はこのつけ方、ほのかに香らせるにはあまりおすすめできません。なぜなら、顔周りで動かすことの多い手首につけると、香りが鼻に届きすぎてしまうから。香りの発生源が近ければ当然強く香ります。あえて香らせたい日などには、これらの場所につけても構いませんが、ほのかに香らせるのであれば下半身につけるのがベストです。香りには、煙と同じように下から上へと立ちのぼる特性があります。そのため、下半身につけると、下から立ちのぼり、ほのかに香るちょうどいいぐあいになったときに鼻に届くのです。なかでもおすすめなのは太ももの内側や足首。これらの場所につければ、足を動かしたり、スカートの裾がゆれたときにふんわりと香ります。
香水をつけるときの注意点
気をつけてほしいのが香水を使い始めて、しばらく経ったころ。私たちの鼻は同じ香りを嗅いでいると、次第にその香りになれてくるという特性があります。そのため、同じ香水を使っていると、なれてきたころに物足りない気がして、もうワンプッシュなどと、やってしまいがちです。いつもより強めに香らせたい日は、多めにつけても構いませんが、基本的には「いつも同じ量」を守ること。
ちなみに香水は、日光に当たるとシミになる恐れがあります。もし日中のお出かけでつけるのであれば、お肌のためにも陰になる場所につけましょう。また、お肌同様、洋服もシミになりますので、気をつけてくださいね。
ほのかに香らせるコツを身につけて、いつもいい香りのするすてきな女性を目指しましょう!