【料理別】なすの基本の切り方
料理別になすの切り方を紹介します。今回は皮を剥かずに切りますが、しま目に剥いてからの場合も同じ切り方です。
和え物・炒め物・煮物に「輪切り」
輪切りは、薄く切ったものは和え物、漬物など。厚めに切ったものは麻婆茄子、照り焼き、はさみ焼きなどの炒め物や焼き物、また煮物にも使えます。
炒め物や煮物にする場合、輪切りは乱切りに比べると切り口が小さいため、火が通りにくく、味がしみにくくなります。なすのコロンとした見た目を楽しむ場合は輪切りが良いですが、調理のしやすさで選ぶなら乱切りの方が良いでしょう。
なすは横向きに置き、端からお好みの厚さに切ります。
和え物や漬物はお好みで5mm~1cm、炒め物や焼き物、煮物などは2~3cmの厚さにすると良いでしょう。
和え物・汁物・炒め物に「半月切り」
半月切りは、薄く切ると和え物や汁物に、厚めに切ると炒め物などに使えます。
なすは縦半分に切ります。
切り口を下にして横向きに置き、端から好みの厚さに切ります。
和え物や汁物はで5mm~1cm、炒め物などは2~3cmの厚さにしましょう。
和え物・炒め物に「斜め薄切り」
斜め薄切りは、和え物や炒め物に向いています。斜めに薄く切ることで火が通りやすくなるため、炒める時間を短縮できます。
なすは縦半分に切ります。切り口を下にして横向きに置き、端から斜めに薄く切ります。
炒め物・煮物に「乱切り」
乱切りは切り口が大きくなるため、火が通りやすく、味がしみ込みやすくなります。麻婆茄子などの炒め物や煮物などにおすすめできる切り方です。
なすを横向きに置き、頭の方から斜め45度に包丁を入れます。
なすを回して切った面が上を向くようにし、再び斜め45度に包丁を入れます。
これを繰り返して、大きさを揃えながら切ってください。
大きさを揃えることで、火の通りや味の染み方が均等になります。
煮びたしに「縦切り・くし形切り」
なすを煮びたしにする場合は、縦半分に切るか、さらに半分に切ってくし形のように切ります。
縦半分に切るとなすの見た目を楽しめます。くし形に切ると断面が大きくなり、味が染みやすくなります。なすの大きさやお好みにあわせて選びましょう。
煮びたしにする際は、なすの皮に切り込みを入れると味染みが良くなります。縦半分切ったなすを横向きに置き、2~3mm幅に斜めに浅く切り込みを入れます。
さらに半分に切る場合は、切り込みを入れた後に切りましょう。
天ぷらに「末広切り」
なすを天ぷらにするときは、末広(すえひろ)切りにすると見た目が華やかになり、また火の通りが良くなり短時間で揚げられます。
なすはガクを取り除き、横半分に切ります。
さらに縦半分に切ります。
ガクの部分に向かい、3mm幅に切り込みを入れます。
なすを上から軽く押し、切れ目を広げて形を整えてください。
天ぷらにするときは、水がはねやすいため水にさらさず、すぐに揚げるようにしましょう。
なすの切り方をマスターして、なす料理をスムーズに作ろう
今回の記事では、料理別なすの切り方と下処理の詳しい方法を解説しました。
なすは切り方がたくさんありますが、絶対にこの切り方でないといけない、というわけではありません。お好みや食べやすさによって使い分け、なす料理をさまざまな切り方で楽しんでくださいね。
配信: トクバイニュース
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