●知らないと損をする「電力自由化」
そもそも、ママが「電力自由化」について勉強不足だと、損する可能性はあるのだろうか?
「平均的な4人家族世帯では、年間14万円程度の電気代を支払っており、電気は想像以上に大きなお買い物です。家計を預かるママの皆さんがいくら節電を頑張っても、家族の協力が得られなければ、なかなか電気代を節約することができませんよね。“電気代が高くて…”と悩んでいる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。しっかりと勉強し、最適なプランが見つかれば、実質10%程度もお得になるケースがあるので、ぜひ一度、我々『エネチェンジ』のシミュレーションサイトを利用して、自分にあったプランを検討してみて下さい」(巻口氏 以下同)
ママが“これだけはおさえておきたい!”というチェックポイントは?
「電気代だけでなく、様々なサービスと提携させることでセット割が適用され、お得になるプランがたくさんあります。また、ただ料金形態で判断するだけでなく、例えば『再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱)や地元の企業を応援したい』など、ご家庭の考え方に見合った電力会社を選べることも自由化のメリット。企業にお金を支払うことで、そのお金が、例えば息子さんや娘さんたちの今後の将来にどう役立つのか…そんなことまで考えて、プランを決めてみてもいいのではないでしょうか?」
会社を選ぶ際に、気をつけておきたい点は?
「実は、自分の家庭の電気の使い方に合わないプランを選ぶと、かえって高くつくこともあります。例えば、月の電気使用量が400kWh程度の方がお得になるプランがあり、それ以下の使用量のご家庭がそういうプランを選ぶと、かえって損をする可能性も。まずは、年間を通して、自分の家庭がどのくらい電気を使っているのか、昼と夜ではどちらが多く電気を使うのかなど、ご家庭のライフスタイルや電気の使い方をしっかりと把握することが必要です」
まもなくスタートするにも関わらず、「何もしていない!」というママは、焦らず、そろそろ検討の準備を。まずは自分の家庭の電力消費量、ライフスタイルをしっかり見直すことから始めてみては?
(取材・文/蓮池由美子)