●まずは、ご家庭のライフスタイルを見直しましょう
「自分のライフスタイルに合わせて、もっとも安価になる企業とプランの組み合わせを選ぶべき」と巻口氏。代表的な参入企業と各社のメリットを教えてもらいました。
1.「東京電力」
新「プレミアムプラン」(400kWhまで定額)は、電気を多く使う家庭にオススメ。ただし、スマート契約という新しい契約形態になり、一度にたくさんの電気を使いすぎると、逆に基本料金が高くなってしまう可能性もあるので、プランの内容をよく理解して、正しく電気を使いましょう。
2.「東京ガス」
2月に料金が改定されて、さらにお得に! 同社の「ずっともプラン」では、ガスとのセットで年間約3000円お得になります。さらにインターネットもセットにすれば、プロバイダー料金が割引されるほか、料理サイト『クックパッド』の人気機能、“人気順検索”などが、「myTOKYOGAS」会員サイト内で利用可能になります。
3.「東急パワーサプライ」
東急線沿線に住んでいる人には嬉しいサービスが。「TOKYU CARD」で電気代を払うと、最大1%分の「TOKYU POINT」が貯まります。さらに、ケーブルテレビ「イッツコム」の各種サービス(テレビ、インターネット、電話、スマートサービス)と電気代を組み合わせることで、イッツコムのサービス利用料もお得になります。さらに東急線のPASMO定期券購入やオートチャージで田丸「TOKYU POINT」が2倍に!
4.「スマ電®」
スーパーマーケットで買える電気ブランド。スーパーのポイント獲得や会員割引、新商品のプレゼントなど、スーパー独自のサービスがプラスされます。卵やティッシュが無料でついてくるお店も! 毎日使う電気が、いちばん身近なスーパーのお得な特典となって還元されます。「スーパーベルクス」などで取り扱い中。
5.「H.I.S.」
電気料金が既存電力会社の基本料金及び従量料金から一律5%OFFになるので、電気料金が高い人ほど節約できる金額が高くなります。
6.「ENEOSでんき」
「ENEOSカード」で電気料金を支払うと、ガソリン・灯油・軽油が、購入時割引に。ENEOSカードの通常の特典に加えて、ガソリン・灯油・軽油代が1円/リットル安くなります。最大で1カ月あたり150リットルが割引の上限です。また、支払いに「ANAカード」「Tポイントカード」「エポスカード」など、ご自分のライフスタイルに合ったポイント還元を選ぶことも可能です。
電気料金の契約は、携帯やプロバイダーなどと同様に、定期的な見直しが必要。まずはどこでスタートさせるのか…。1年未満で解約すると、違約金 が発生する会社も多いので、慎重に吟味して、家庭のライフスタイルに合った会社を選ぼう。
(取材・文/蓮池由美子)