毎日と言っていいほどフル活用している「炊飯器」。スイッチオンでおいしいご飯が炊きあがるので、無くてはならないキッチン家電のひとつです。わが家でよく使う機能と言えば「炊飯」「予約」「コース選択」です。と・こ・ろ・が最近テレビで見た『あさイチ』によると、炊飯器の「再加熱」を使えば保温中のご飯がおいしくなると言うのです。寝耳に水とはこのことか。おいしいご飯を求めてさっそくトライ!
取扱説明書って読みますか? 念のために置いていますが未読です(笑)
現在使っている炊飯器は4年前に購入。炊飯器にトラブルがあった場合に必要かと思い、取扱説明書は念のために保管しています。
筆者はメカニックなことに弱いため、取扱説明書を読むよりもまずは使ってみようというタイプ。「炊飯器は大抵どれも同じような機能でしょう」と、炊飯ボタン、予約ボタンをポチッ。カレーの日や炊き込みご飯を作る日はコース設定ボタンをポチッ。こうして現在の炊飯器と付き合って4年が経過しています。
再加熱ボタンなんてあったかな?エッ、あった!!
毎日使っている炊飯器なのに、見落としているんですね…。左側に「再加熱」ボタンがありました。わが家の炊飯器は「保温」と一緒のボタンになっているので、存在感が薄いのかもしれません。いつも「保温ボタンが点灯しているな」という程度のぼんやりとした認識でした。
説明書を確認してみると、再加熱機能について書かれていました。保温中のご飯をほぐして、保温・再加熱ボタンを押すようです。しかし、この説明だとおいしくなるのかは不明ですね。ちなみに繰り返し再加熱するとおいしくなくなるようです。
約22時間経過の保温中のご飯で試してみよう!
前日、多めに炊いてしまったため残ったご飯が保温したままになっています。
再加熱する前に少し水を足すと、ふっくらと炊き上がるそうです。残っているご飯は1合弱。大さじ1くらいの水を入れてみます。
点灯中の保温ボタンをポチッ。初めて押してみるのでどうなるのかな?とドキドキ。
「ゴォー!」。思っていた以上に力強い炊飯器の音が。再加熱と言うより、再炊飯というような機動力です。
5分が経過しました。炊飯器のふたを開けてみると、お米ひと粒ずつがふっくらと瑞々しくなったような炊き上がりに。
果たして味は違うのか、実食!
米粒ひと粒ずつの輪郭がはっきりとしている感じがします。食べてみると、もっちりとした噛み応え。米粒の芯から温まっている印象でした。味わいがアップしたかまでは正直分かりませんでしたが、食感は確実にアップしたと思います。
こちらは保温したままのご飯です。いつもはこの状態でいただいています。米粒同士がくっついているような印象ですね。食べてみても少しごわついた食感で少し硬い食感です。ふわっとした感じや米粒がほぐれていくような感じはありません。再加熱したご飯と食べ比べてみたからこそわかった違いです。
『あさイチ』で再加熱機能を紹介していた5ツ星お米マイスター・澁谷梨絵さんによると、炊飯器の中でご飯を保温し続けると水分が取られてしまい、どうしてもパサついてしまうそうです。
食感のよいご飯ゲットまで、たった5分
保温ご飯と再加熱ご飯の食べ比べをしてみて、再加熱ご飯の方がやさしい口当たりともっちりとした噛み応えがあったように感じました。
わが家の炊飯器は再加熱時間が5分でしたが、おそらく他の炊飯器でもこれくらいの時間で再加熱できると思います。再加熱中にお味噌汁を温め直したり、料理を盛り付けて配膳したりすれば、5分なんてあっという間に過ぎる時間です。ボタンひとつでグレードアップしたご飯を楽しめるなら、使わない手はありません。保温したままのご飯を食べることが多い方は試してみる価値ありですよ。
配信: あたらしい日日