イイホシユミコの食器の人気の秘密を探る。心地良い雰囲気があり、優しい食卓を演出

イイホシユミコの食器の人気の秘密を探る。心地良い雰囲気があり、優しい食卓を演出

プロが選ぶ!イイホシユミコ の代表的なアイテム5選

イイホシユミコの代表作:unjour(アンジュール)

ユミコ・イイホシ・ポーセリンの初のプロダクトシリーズとして誕生した「アンジュール」シリーズ。「unjour」とはフランス語で1日を意味しており、名前の通り朝・昼・晩の1日のシーンをイメージした3つのサイズ展開が特徴的なシリーズです。

朝(matin)は大きめなカップとワンプレートの大きなお皿。午後(après midi)のティータイムに使えるカップとケーキのお皿が中間サイズ。そして夜更け(nuit)にコーヒーとひと口のチョコが載せられる小さなサイズのカップとお皿で展開しており、加えてそれぞれボウルもあります。それぞれ対応するサイズの底面には、サイズを表す時間帯のスタンプがされており、プロダクトでありながらも細かな仕事が見受けられます。

もちろん、その通りに使用する必要はなく、大きさを組み合わせて自由に使用できるので、お好みのサイズを選ぶことができます。シンプルなシェイプと、マットな表面の質感が素朴で馴染みやすい雰囲気を持っているので、北欧モダンやカフェスタイルなどにおすすめです。

参考:yumiko iihoshi porcelain online shop HP「unjour」
https://y-iihoshi-p.shop-pro.jp/?mode=cate&csid=0&cbid=2473453

取手付きのプレート:bon voyage(ボンボヤージュ)

旅に持っていく器をイメージして作られた「ボンボヤージュ」は、取手が一体となった特徴的なプレートのシリーズです。マットな質感と、柔らかな印象のエッジ、やや深みのあるコロンとしたフォルムがなんとも可愛らしく、テーブルウェアのアクセントとしても活躍します。

おすすめは一番大きなサイズのプレートで、メイン料理を盛り付けて食卓の真ん中に配置したり、ワンプレートとしても。これからの時期なら、冷やし中華などの料理も映えそうですね。

参考:yumiko iihoshi porcelain online shop HP「bon voyage」
https://y-iihoshi-p.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=2519528&csid=0

モヤモヤ感が味わい深い伊羅保釉:ReIRABO(リイラボ)

伝統的な伊羅保釉を、電子レンジや食洗機などでも使える現代的なプロダクト化したシリーズで、釉薬の開発には試行錯誤がなされました。伊羅保釉は、表面にモヤモヤとした独特の表情が出るのが特徴で、「リイラボ」シリーズもこの独特の風合いが魅力です。

和食などにも使いやすく、モダンでありながら「侘び寂び」を感じるようなカッコ良さがあるので、男性などにも人気のあるシリーズです。

参考:yumiko iihoshi porcelain online shop HP「ReIRABO」
https://y-iihoshi-p.shop-pro.jp/?mode=cate&csid=0&cbid=2473452

「さぁ、召し上がれ」と出てくる:bon appetit(ボナペティ)

「bon appetit」の意味は「召し上がれ」。その言葉と共にテーブルにサーブされるイメージから生まれた「ボナペティ」シリーズは、舟型のような両端が立ち上がったデザインで、中央の食材がよく映えます。見栄えをより良く演出するなら、中央が高くなるように料理を盛ること。一番小さなサイズは、丸っとした大福やフルーツなどを盛るのがおすすめです。

ホワイトとブラックの2色展開で、和食から洋食、中華やエスニック料理などにも合わせやすく、意外と和風のインテリアにもマッチするので、比較的インテリアシーンを選ばない器です。

参考:yumiko iihoshi porcelain online shop HP「bon appetit」
https://y-iihoshi-p.shop-pro.jp/?mode=cate&csid=0&cbid=2508705

料理が映える器:dishes(ディッシーズ)

東京湯島の業務用ガラスの老舗、木村硝子店とのダブルネームで発表された「ディッシーズ」シリーズは、料理を美しく引き立てる器のシリーズです。サイズによってリムの角度を変えることで、盛り付けた料理が映えるように計算されて設計されています。高台のないスッキリとした足元と、縁周りの白いラインがモダンなスタイルのディッシーズは、ナチュラルモダンなどのインテリアスタイルにおすすめです。

カラーによって表面がマット・艶ありと異なるので、同じシリーズでも表情が異なります。また、高台がないことで、スタッキングした時にスッキリと収まるので、複数個揃えて使いたいシリーズです。

参考:yumiko iihoshi porcelain online shop HP「dishes」
https://y-iihoshi-p.shop-pro.jp/?mode=cate&csid=0&cbid=2508702

まとめ

イイホシユミコ氏のデザインには、どこか心地良い雰囲気があり、優しい食卓を作り出してくれます。お料理がとても美味しそうに見え、日常の風景に溶け込み、どんなシーンでも使いやすいのも魅力です。

作家の器というには強いメッセージ性がなく、プロダクトというには温かみのある。そんな手作りとプロダクトの境界のような心地良いイイホシ氏の器を取り入れて、心地良い空間を作るテーブルコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょう。

参考:yumiko iihoshi porcelain HP
https://y-iihoshi-p.com/

参考:イイホシユミコ・一田憲子(文),「今日もどこかの食卓で イイホシユミコ器の仕事」
主婦と生活社,2012年6 月25日

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Hello Interior NOTE は、「住まいのことはプロに聞こう」をコンセプトに住宅のプロがインテリアや家具、住宅に関するコラムをお届けします。増えたおうち時間をより充実させるために、ご自宅をおしゃれにしたいと考える方が増えています。簡単にできるインテリアの一工夫から、出会うことが難しいお気に入りの一品まで、皆様に有益で新しい情報をお届けし、暮らしを豊かにするお手伝いができれば幸いです。
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