家事代行で起こりやすいトラブル
料理や掃除、洗濯を代わりにおこなってくれる家事代行は、忙しい共働き夫婦のほか、妊娠中のママや一人暮らしのお年寄り、仕事が忙しい独身者など幅広い人に利用されているサービスです。
しかし、中には利用してトラブルに巻き込まれてしまうケースもあります。
まず、家事代行サービスを利用するうえで起こりやすいトラブルをお伝えします。
料金トラブル
料金トラブルは、起こりやすいトラブルのひとつです。
・当初言われていた金額よりも高かった
・延長料金やオプション料金がかかった
・交通費が別途必要だった
など、事前の打ち合わせと実際の利用時に支払った金額が異なるために、トラブルに発展してしまうことがあるようです。
サービスによっては公式サイトに料金体系やプランの詳細がわかりやすく記載されていないこともあり、「料金体系のわかりにくさ・複雑さ」もトラブルの原因になっています。
紛失・破損トラブル
紛失・破損もありがちなトラブルです。
もちろんスタッフはそういったことがないように細心の注意を払って作業していますが、絶対に紛失・破損しないというわけではありません。
・預けていた鍵を失くされてしまった
・大事にしていた花瓶が割られてしまった
・床や壁に傷がついた
・大事なものを捨てられてしまった
といったトラブルが起きた場合は、すぐにカスタマーセンターに連絡することが大切です。
スタッフとのトラブル
派遣されてくるスタッフとの相性が悪かったばかりに、トラブルに発展してしまうケースもあります。
・おしゃべり好きのスタッフが話しかけてきてストレスだった
・子どもが体調を崩したからとドタキャンされた
・性格的に合わない
といったことが積み重なるのは、利用者にとってもスタッフにとってもよいことではありませんよね。
最初のマッチング段階でスタッフについての希望を伝えた上で、普段から信頼関係を築いていけば、回避できるトラブルです。
作業のトラブル
作業内容に関するトラブルも起こりがちです。
・頼んだ場所がきれいになっていない
・仕上がりに満足できない
・勝手にものを移動されてしまった
プロの手でピカピカにしてもらいたかったのに、思っていたほどきれいになっていなかったりするとガッカリしますよね。
また、自分が使いやすい場所に置いていたものを勝手に移動させられてしまうなど、スタッフに悪気がないことがわかるからこそ、強く言えずにストレスを溜めてしまう利用者も。
盗難トラブル
家の鍵を預けて、留守中に作業をしてもらう場合、貴重品などが盗まれてしまうことがあります。
しかし、盗難トラブルが発生するのはごく稀です。
この場合は犯罪になるため、運営会社に連絡するだけでなく、警察に届け出て対処しましょう。
トラブルが発生してしまったら
ここからは、トラブルが起きたときの対処法をお伝えします。トラブルが起きないに越したことはありませんが、万が一のときに備えて、対処法を押さえておきましょう。
まずは運営会社に連絡しよう
トラブルが発生したら、まずは運営会社に連絡しましょう。カスタマーサポートセンターがあれば、そこに連絡してください。
その際は次のことをはっきりと伝えましょう。
・トラブルが発生した日時
・どんなトラブルが発生したのか
・現在どのような状況なのか
保険に加入している運営会社であれば、保険がおりることがあります。
このとき、できるだけ冷静に、感情的にならずに伝えることが大切です。
クーリングオフ制度を利用する
運営会社によっては、「クーリングオフ制度」が利用できる場合があります。
クーリングオフ制度とは、特定の取引で商品やサービスを契約したあと、一定期間内であれば契約を取り消すことができる制度です。
ただし、クーリングオフ制度の利用にはこまかい条件が定められていたり、そもそも適用されないサービスも多いので、実際に利用できるかどうかは該当サービスの公式サイトで確認しましょう。
消費者生活センターに相談する
運営会社に連絡してもトラブルが解決しない場合は、国民生活センターまたは各自治体の消費者生活センターに連絡しましょう。
消費者生活センターは、商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問い合わせを、専門の相談員が公正な立場で処理してくれる機関です。
近年は、家事代行サービスに関する問い合わせ・相談も増えており、過去の事例からトラブル解決の糸口が見つかるかもしれません。
相談は、全国共通の消費者ホットライン(188)のほか、各地の消費生活センターでも受け付けています。
各地の消費生活センターはこちらから検索できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
https://www.kokusen.go.jp/map/
配信: MAMADAYS(ママデイズ)