廃棄物を再利用した環境にやさしい天然アルカリ洗剤「GRIPON」が発売

清掃メンテナンス、リサイクルなどを手がけるケイナンクリーンは、5月よりグリセリン廃液を利用した天然アルカリ洗剤「GRIPON(グリポン)」業務用の全国販売を家庭用に先駆けてスタート。

環境にやさしいだけでなく、自然派洗剤の概念を覆す、エネルギー問題から取り組んだ画期的なリサイクル洗剤だという。

廃棄物であるグリセリンと植物由来の洗剤

「しつこい油汚れを強力に落としたい。でも、毎日使うものだから、環境にやさしいものを選びたい」そんな声に応えるのが、廃棄物であるグリセリンと植物由来の原材料が使用された天然アルカリ洗剤「GRIPON」。さまざまな技術を結集することにより開発されている。

地球温暖化対策になると同時に、エネルギーの地産地消にもなると期待されている再生可能エネルギーである「バイオディーゼル燃料」。しかし「バイオディーゼル燃料」は、生成の過程で現状有効な利用方法がなく、廃棄されるだけのグリセリン廃液を出すという問題があったという。

岐阜県恵那市で30年以上、廃棄物処理やリサイクルに取り組んできたケイナンクリーンは、再生可能エネルギーの副産物「グリセリン廃液」を何とか利用できないかと考え、10年の研究を経て生み出されたのが「GRIPON」だという。

合成界面活性剤不使用で環境にやさしい

合成界面活性剤は、人の健康や生態に有害な物質が含まれている可能性がある。「GRIPON」は、洗浄力は高いのに合成界面活性剤が一切使用されていないので、安全性が高く、環境にやさしい。

廃棄物のリサイクルを実現し、製造過程ではもちろん、使うときも環境を汚さない洗剤だ。